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新春浅草歌舞伎

平成20年1月2日(水)~27日(日)


 新春の浅草の街を彩る〝新春浅草歌舞伎〟。花形俳優が大役に挑む、懸命な舞台をお楽しみいただきます。今回は第一部、第二部ともに歌舞伎の醍醐味を味わうことの出来る演目がならび、重厚な義太夫狂言と市井の人々を主人公とした世話物という組み合わせで、歌舞伎を初めて御覧になるお客様から見巧者のお客様まで、お楽しみ頂ける公演になっています。

 近松門左衛門の名作『傾城反魂香』では、勘太郎が浮世又平を、亀治郎が女房おとく、男女蔵が土佐将監を初役で勤めます。不遇の町絵師・浮世又平と女房のおとくは、又平の師である土佐将監に、土佐の名字を許してくれるように願い出ますが、何の功もない又平に、将監は名字を許そうとはしません。やがて死を覚悟した又平が、この世の名残にと手水鉢に自画像を描くと奇跡が起こります。夫婦の慈愛を描いた名作をお楽しみください。

 盗賊を主人公に据えた『弁天娘女男白浪』では、七之助が弁天小僧を演じ、その悪事の片棒を担ぐ南郷力丸を獅童、五人男を率いる日本駄右衛門を愛之助が勤めます。呉服商の浜松屋へやって来た武家の娘が万引きをしたと思い込む店の人々は、娘を散々に痛めつけますが、まったくの濡れ衣で大変な騒動となります。嫁入り前のお嬢様が傷つけられたと憤る供の侍は、百両の金子を所望しますが、ふたりの意外な正体が顕れます。一方、場所は変わって稲瀬川に〝白浪五人男〟が勢揃いして、名乗りを上げていきます。よく知られた河竹黙阿弥の名作を上演いたします。

 『祇園祭礼信仰記 金閣寺』では、歌舞伎のお姫様役の大役である雪姫を亀治郎が、天下を狙う松永大膳を獅童、颯爽とした此下東吉を勘太郎が初役で勤めます。松永大膳に捕らえられ、桜の枝に縛り付けられた雪姫は、縄を解こうと苦慮するうちに、桜の花びらを集めて足で鼠を描きます。すると不思議なことに...。歌舞伎の魅力あふれる絢爛豪華な一幕をご堪能ください。

 『与話情浮名横櫛』は、「しがねえ恋の情けが仇」の名台詞で知られる与三郎を愛之助、そしてその恋人のお富を七之助、蝙蝠安を亀鶴、和泉屋多左衛門を男女蔵が演じます。裕福な商家の若旦那・与三郎は、木更津でお富を見染めます。そして三年後、切られ与三と呼ばれる小悪党になった与三郎は、お富と偶然にも再会を果たし...。見染めの場での、客席が沸く演出もお楽しみのひとつです。

 また各部とも開幕に先立ち、出演俳優による「年始ご挨拶」を行いますので、ご期待下さい。熱気溢れる〝新春浅草歌舞伎〟をお見逃しなきよう、ご来場を心よりお待ち申し上げております。


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