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錦秋花形歌舞伎

博多座開場10周年記念

錦秋花形歌舞伎

通し狂言 雷神不動北山櫻

市川海老蔵五役相勤め申し候

当公演は終了いたしました。

2009年10月2日(金)~26日(月)

昼の部 午前11時~/午後12時~
夜の部 午後4時30分~

劇場:博多座

料金(税込)

  • A席16,000円
  • 特B席12,000円
  • B席8,000円
  • C席5,000円

日程詳細

2009年10月

23
昼の部夜の部12:00-11:0016:30
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昼の部夜の部12:00-12:00-12:00-11:0016:3012:00-12:00-11:0016:30
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昼の部夜の部12:00-12:00-12:00-11:0016:3012:00-12:00-11:0016:30
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昼の部夜の部11:0016:3012:00-12:00-11:0016:3012:00-12:00-11:0016:30
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昼の部夜の部11:0016:3012:00-

2009年10月

昼の部 夜の部
2
(金)
12:00 -
3
(土)
11:00 16:30
4
(日)
12:00 -
5
(月)
12:00 -
6
(火)
12:00 -
7
(水)
11:00 16:30
8
(木)
12:00 -
9
(金)
12:00 -
10
(土)
11:00 16:30
11
(日)
12:00 -
12
(月)
12:00 -
13
(火)
12:00 -
14
(水)
11:00 16:30
15
(木)
12:00 -
16
(金)
12:00 -
17
(土)
11:00 16:30
18
(日)
11:00 16:30
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(月)
12:00 -
20
(火)
12:00 -
21
(水)
11:00 16:30
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(木)
12:00 -
23
(金)
12:00 -
24
(土)
11:00 16:30
25
(日)
11:00 16:30
26
(月)
12:00 -

演目と配役

昼の部

通し狂言 雷神不動北山櫻(なるかみふどうきたやまざくら)

市川海老蔵五役相勤め申し候

鳴神上人
粂寺弾正
早雲王子
安倍清行
不動明王

雲の絶間姫
関白基経
小野春風
腰元巻絹
秦秀太郎
文屋豊秀
腰元小磯
石原瀬平
八剣玄蕃/黒雲坊
秦民部/白雲坊
小野春道
市川 海老蔵

中村
市川 門之助
坂東 寿
市川 笑三郎
市川
坂東
澤村 宗之助
市川
片岡
市川 右之助
大谷 友右衛門

夜の部



※昼の部/夜の部 同一演目にて上演します。

みどころ

昼の部

通し狂言 雷神不動北山櫻(なるかみふどうきたやまざくら)

【あらすじ】

 早雲王子(はやくものおうじ:海老蔵)は、時の帝の皇子としてこの世に生を受けた。しかし、陰陽師の安倍清行(あべのきよゆき: 海老蔵)は、早雲王子が帝位に就けば天下が乱れると占い、早雲王子は帝になることが出来ず、陽成天皇(ようぜいてんのう)が即位したが、陽成天皇は、本来は女子として生まれるところ、女子を男子に変える「変成男子(へんじょうなんし)」の行法によって男子として生まれた人物で、その行法を行ったのが高僧の鳴神上人(なるかみしょうにん:海老蔵)であった。
 こうした経緯から、帝位を逃したことを恨みに思う早雲王子は、陰謀を用い、帝位を望み、天下を奪おうとする。その陰謀に乗せられた鳴神上人が、龍神を北山の滝壺に封じ込めてしまったので、世の中は旱魃(かんばつ)に見舞われてしまう。そこで、朝廷では、小野家に伝わる「ことわりや」の短冊を用い、雨乞いの儀式を行おうとするが、この宝の短冊も、早雲王子の一味に奪われてしまう。しかし、文屋豊秀(ぶんやのとよひで)の家臣の粂寺弾正(くめでらだんじょう:海老蔵)の働きによって、小野家に蔓延(はびこ)る悪臣たちが除かれ、短冊は無事に戻る。
 一方、勅命を受けた雲の絶間姫(くものたえまのひめ)は、鳴神上人の庵へと赴き、酒色を用いて、鳴神上人から行法の秘密を聞き出し、その呪術を破って龍神を解き放ったため、人々が待ち望んでいた雨が降り出す。こうして、早雲王子の陰謀はことごとく露見。
 ここへ不動明王(ふどうみょうおう:海老蔵)が降臨し、早雲王子の悪心、また、術を破られ、生きながらにして雷となった鳴神上人の執念を鎮め、世は再び平穏を取り戻す。

【みどころ】

 『雷神不動北山櫻』は寛保2年(1742)、二代目市川團十郎によって大阪で初演された。大当たりを取った後、長らく上演が途絶えていたが、明治42年(1909)に二代目市川左團次が『毛抜』を復活。続いて『鳴神』『不動』の復活にも取り組み、昭和42年(1967)、海老蔵の大叔父に当たる二代目尾上松緑が『雷神不動北山櫻』として久々に通しで上演して話題を呼んだ。13年前には同じ台本を使って、当代團十郎も通し上演を試みている。
 今までの成果をもとに昨年、新たな視点と創意を加えてつくられたのが海老蔵版。
 今年4月の名古屋・御園座での再演を経てさらに練り上げられ、三演目となる博多座公演には一層の期待が寄せられている。 一番の見ものは何といっても海老蔵の一人五役だろう。荒事らしいおおらかな明るさを振りまく粂寺弾正、純朴で一途な鳴神上人、どっしりとした存在感が生きる不動明王。父祖伝来の三役に加え、本作では悪の魅力が輝く早雲王子、おっとりとしたおかしみの漂う陰陽師・安倍清行、さらに幕開きでは「口上」も勤める。色合いの異なった役をどう演じ分けるか、成長著しい花形役者だけに興味が尽きない。
 また、歌舞伎十八番を軸に膨大な物語を巧みにつないだ今井豊茂の脚本、早替わりや立ち廻り、空中浮遊といったケレンを盛りこみ、起伏に富んだスピーディーな舞台に仕立てた奈河彰輔の演出、藤間勘十郎の振付・演出にも注目したい。

夜の部

※昼の部/夜の部 同一演目にて上演します。

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