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二月花形歌舞伎

ル テアトル銀座

二月花形歌舞伎

当公演は終了いたしました。

2011年2月1日(火)~25日(金)

第一部 於染久松色読販
 12時30分~
第二部 女殺油地獄
 16時30分~(月・火・土・日・祝日)
 18時30分~(水・木・金)※11日(金・祝)を除く

劇場:ル テアトル銀座

料金(税込)

  • 1等席13,500円
  • 2等席7,500円
  • 3等席3,000円
  • 2階BOX席(2名様) 27,000円

※2階BOX席はチケットホン松竹にて2名ひと組での販売となります。
 (チケットWeb松竹でのお取扱いはございません)

〇当日券情報
当日券は毎公演一時間前から劇場受付にて発売いたします。
*数に限りがございますので、売切れの際は御了承ください。
*ご用意いたしますお席は一等席のみとなります。

ル テアトル銀座 座席表

上演時間

  • 於染久松色読販 お染の七役
    序幕

  • 幕間 5分
  • 於染久松色読販 お染の七役
    二幕目

  • 幕間 15分
  • 於染久松色読販 お染の七役
    大詰

  • 女殺油地獄
    序幕 二幕目

  • 幕間 15分
  • 女殺油地獄
    三幕目

  • 女殺油地獄
    序幕 二幕目

  • 幕間 15分
  • 女殺油地獄
    三幕目

日程詳細

2011年2月

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第一部 12:30第二部 16:30第二部 18:30-----
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第一部 12:30第二部 16:30第二部 18:30-------
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第一部 12:30第二部 16:30第二部 18:30-------
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第一部 12:30第二部 16:30第二部 18:30------

2011年2月

第一部 12:30 第二部 16:30 第二部 18:30
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(水)
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(木)
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(金)
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演目と配役

第一部

猿之助四十八撰の内

於染久松色読販(おそめひさまつうきなのよみうり)

お染の七役

お染
久松
竹川
小糸
土手のお六
貞昌
お光

鬼門の喜兵衛
髪結亀吉
船頭長吉
油屋多三郎
女猿廻しお作
庵崎久作
油屋太郎七
山家屋清兵衛
市川 亀治郎

市川 染五郎
坂東 亀三郎
中村
澤村 宗之助
市川
市川 門之助
坂東 調
大谷 友右衛門

第二部

女殺油地獄(おんなごろしあぶらのじごく)
河内屋与兵衛
お吉
芸者小菊
小栗八弥
兄 太兵衛
妹 おかち
叔父 森右衛門
豊嶋屋七左衛門
父 徳兵衛
母 おさわ
市川 染五郎
市川 亀治郎
市川 高麗蔵
坂東 亀三郎
中村
澤村 宗之助
松本
市川 門之助
坂東 彦三郎
片岡 秀太郎

みどころ

 2011年2月、銀座における演劇の一拠点として個性あふれる演劇を発信し続けている劇場、ルテアトル銀座。ここで二人の花形歌舞伎俳優による新たな歌舞伎が誕生いたします。

 演目は、ジャンルにとらわれない意欲的な活動と比類なき個性を発揮する歌舞伎俳優、市川亀治郎による『於染久松色読販 お染の七役』、そして数々の復活狂言や新作歌舞伎の上演などで花形歌舞伎を牽引する俳優、市川染五郎による『女殺油地獄』です。

 ルテアトル銀座の座席はわずか700ほど。濃密な演劇を生むこの小空間において如何なる歌舞伎が誕生するのか、すでに演劇界をはじめ、各方面で話題となっております。

 今回の公演では、蜷川実花氏の撮りおろしによるビジュアルがチラシ、ポスターに起用されました。蜷川氏は花や独特の色彩感覚で俳優、女優、ミュージシャンなど多くのアーティストを撮影し、また初監督映画「さくらん」は公開と同時に絶賛の嵐を巻き起こしました。国内外で高い評価を得ております蜷川実花氏と歌舞伎のかつてないコラボが展開されています!

『女殺油地獄』とは―――

 近松門左衛門が享保6(1721)年に書いた世話物で、同年5月に金に困った油屋の息子が同業の女房、お吉を殺して処刑された事件を題材にした浄瑠璃です。その後、明治になって歌舞伎として上演されました。
 主人公の与兵衛は感情の赴くまま行動する青年で表面は強がっていても根は気弱な性格。すぐカッとなる与兵衛の人間像は彼の家庭環境、複雑な事情から形成されており、近松の人間観察の厳しさが表れています。

 町でうわさの放蕩息子の河内屋与兵衛(染五郎)は、借金を作り、自らの喧嘩の不始末により伯父森右衛門が職を辞することとなりますが、あいかわらずの放蕩三昧を続けています。実は父・徳兵衛は主人亡きあとに婿に入った義理の父親で甘やかして育てたのが災いしたのです。ついに、与兵衛は家を追われ、同業の油屋豊嶋屋のお吉(亀治郎)の元で、父、母の自分へのやさしい思いを痛感し、父に迷惑をかけたくないと思います。しかし、お吉に更なる借金の無心を断られると、ついにはお吉を殺してしまいます。ここに自分本位で刹那的な感情のまま行動する与兵衛の人間性が表れています。

 油屋での殺しの場は凄惨でまさに油地獄のタイトルに相応しく、人間の暗部、感情の深いところがまさしくむき出しになる場面です。
 また、今回は「豊嶋屋逮夜の場」を上演します。お吉を手にかけたあとの与兵衛が描かれる注目の舞台です。

『お染七役』とは―――

 宝永年間(1704~1711)に、大坂で起こったお染と久松の心中事件は世間を賑わし、すぐに歌舞伎や人形浄瑠璃に取り上げられました。文化10年(1813)年3月、江戸森田座において、大南北と称される四世鶴屋南北の作により初演されました。主要人物七役を早替わりで演じるという趣向が受け、大人気となった作品です。

 質店油屋の娘お染(亀治郎)と山家屋清兵衛の縁談が進められていますが、お染には久松(亀治郎)という言い交わした相手がいます。しかし、久松にもお光(亀治郎)という許嫁があり、元は武家の子息で、紛失した御家の重宝の短刀と折紙を捜しています。姉の竹川(亀治郎)も久松の身を案じ、短刀の探索の金の工面を土手のお六(亀治郎)に頼みます。お六と亭主の鬼門の喜兵衛(染五郎)は、油屋で金を騙し取ろうとしますが、あえなく失敗します。一方お染は、久松の子を宿しながらも、母親の貞昌(亀治郎)の説得にあい、ついに家を抜け出します…。

 主人公のお染から丁稚・久松、奥女中・竹川、後家・貞昌、芸者・小糸、許嫁・お光、土手のお六とスリリングに展開される早替りは見応えの連続です。傘やござ等を巧みに使い、二人の人物がポンとぶつかった途端に入れ替わる等見事な早替りが展開されます。
 また久松の生まれ、御家騒動の背景、御家の重宝の剣の探索の話が綴られ、南北らしい人間のおかしみや陰惨な場面が展開されます。

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