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壽 初春大歌舞伎

料金(税込)

  • 1等A席16,000円
  • 1等B席11,000円
  • 2等A席9,000円
  • 2等B席5,000円
  • 3階A席5,000円
  • 3階B席3,000円
  • 桟敷席17,000円

※一幕見席はございません。

上演時間

  • 寿式三番叟

  • 幕間 15分
  • 菅原伝授手習鑑
    車引

  • 幕間 30分
  • 新古演劇十種の内 戻橋

  • 幕間 15分
  • 傾城反魂香
    土佐将監閑居の場

  • ひらかな盛衰記
    逆櫓

  • 幕間 30分
  • 仮名手本忠臣蔵
    七段目 祇園一力茶屋の場

  • 幕間 15分
  • 釣女

※1月7日時点での予定
※上演時間は変更になる可能性があります。

演目と配役

昼の部

一、 寿式三番叟(ことぶきしきさんばそう)
三番叟
千歳
附千歳



進之介

二、菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ)

車引

梅王丸
桜丸
杉王丸
金棒引藤内
藤原時平公
松王丸
三津五郎
七之助
巳之助
由次郎
彌十郎
橋之助
三、新古演劇十種の内 戻橋(もどりばし)
扇折小百合実は愛宕山の鬼女
郎党右源太
郎党左源太
渡辺綱

児太郎

幸四郎

四世中村雀右衛門一周忌追善狂言

四、傾城反魂香(けいせいはんごんこう)

土佐将監閑居の場

浮世又平後に土佐又平光起
女房おとく
狩野雅楽之助
土佐修理之助
土佐将監
将監北の方
吉右衛門

友右衛門



夜の部

一、ひらかな盛衰記(ひらがなせいすいき)

逆櫓

船頭松右衛門実は樋口次郎兼光
お筆
女房およし
船頭明神丸富蔵
船頭灘若九郎作
畠山の臣
畠山の臣
漁師権四郎
船頭日吉丸又六
畠山庄司重忠
幸四郎

高麗蔵

廣太郎
宗之助


錦之助

四世中村雀右衛門一周忌追善狂言

二、仮名手本忠臣蔵(かなでほんちゅうしんぐら)

七段目

祇園一力茶屋の場

大星由良之助
お軽
赤垣源蔵
富森助右衛門
大星力弥
鷺坂伴内
矢間重太郎
斧九太夫
寺岡平右衛門
幸四郎

友右衛門
廣太郎

男女蔵
調

吉右衛門
三、 釣女(つりおんな)
太郎冠者
大名某
上﨟
醜女
又五郎
橋之助
七之助
三津五郎
※市川團十郎休演につき、配役変更にて上演いたします。

みどころ

昼の部

一、寿式三番叟(ことぶきしきさんばそう)
新年の幕開きに相応しい格調高い舞踊

 能楽の『翁』を題材とし、天下泰平、五穀豊穣、国土安穏を祈る荘重な舞踊です。まず、翁と千歳が格調高く厳かに舞い、新たな春を迎えるにふさわしい雰囲気を醸し出します。続いて、三番叟が軽妙洒脱な踊りを見せます。鼓の調べに乗った「揉みの段」、鈴を手にしての「鈴の段」と続き、次第に軽快な振りとなり、めでたく舞い納めます。
 初春を寿ぐ御祝儀舞踊の代表作をご覧ください。

二、菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ)


  車引

敵味方に分かれた三つ子の争い

 菅丞相の舎人梅王丸と斎世親王の舎人桜丸は、互いの主人を追い落とした藤原時平への恨みを晴らそうと、時平の乗る牛車に襲い掛かります。それを止めたのは時平の舎人松王丸。実は松王丸と梅王丸、桜丸は三つ子の兄弟ですが、今は敵味方に分かれて奉公をしているのです。やがて牛車の中から現れた時平の威光に、梅王丸と桜丸は身をすくめてしまうのでした。
 歌舞伎の様式美に溢れる一幕。荒事の魅力をご堪能ください。

三、新古演劇十種の内 戻橋(もどりばし)
一条戻橋の水面に映る妖艶な影

 源頼光の家臣渡辺綱は、一条戻橋で見かけた小百合という女を五条まで送ることになりますが、水面に映る女の影を見て怪しみます。綱の扇を借りて見事に舞う小百合が自分の名と身分を言い当てたのを聞いた綱は、小百合は鬼女であると看破します。小百合はその本性を顕し、綱に襲い掛かりますが、綱に片腕を斬り落とされ、雷鳴轟く中、虚空へと消え去っていくのでした。
 新古演劇十種の一つである、幻妖な舞踊劇をお楽しみください。

四、傾城反魂香(けいせいはんごんこう)
決死の覚悟で描いた自画像に起こる奇跡

 絵師の又平は師匠の土佐将監のもとを訪れ、土佐の名字を名乗ることを願い出ます。言葉の不自由な又平に代わり女房のおとくが切に訴えますが、又平には功績がないため聞き入れられません。望みを断たれた二人は死を決意し、又平は今生の名残りとして手水鉢に自画像を描きます。するとその絵が石を貫き、手水鉢の裏側に抜ける奇跡が起こり...。
 夫婦の情愛と絆を描いた近松門左衛門の名作。名優四世中村雀右衛門を偲びます。

夜の部

一、ひらかな盛衰記(ひらがなせいすいき)


  逆櫓

船頭に姿を変えた英雄の覚悟とは

 婿を亡くした漁師権四郎の娘およしに入り婿した船頭の松右衛門は、権四郎の家に代々伝わる逆櫓という技を習得し、源義経が乗る船の船頭に任じられます。ここへ現れたお筆の話から、権四郎とおよしが巡礼の途中で実の子槌松と取り違え、替りに連れ帰った子が木曽義仲の遺児駒若丸であるとわかると、松右衛門は態度を一変させます。実は松右衛門は、義経に討たれた義仲の遺臣樋口次郎兼光で、亡君の仇を討つ覚悟だったのです。その計略もむなしく、樋口は大勢の船頭に取り囲まれます。権四郎の計らいで駒若丸は畠山重忠に助けられ、その心に打たれた樋口は、縄にかかるのでした。
 壮大で重厚な時代物をご堪能ください。

二、仮名手本忠臣蔵(かなでほんちゅうしんぐら)


  七段目

遊興に隠す由良之助の大望と兄妹の決意

 主君塩冶判官の仇討ちの大願を隠すため、祇園で遊興に耽っている大星由良之助のもとに、顔世御前からの密書が届きます。その書状を遊女のお軽に盗み読まれたことに気付いた由良之助は、お軽を身請けすると言って去ります。お軽の兄の平右衛門は、由良之助の真意を悟り、自らが妹を手にかけて、それを手柄に仇討ちに加わろうとし、お軽も兄に従おうとします。これを由良之助が止め、平右衛門が仇討ちの徒党に加わることを許すのでした。
 『仮名手本忠臣蔵』の中でも華やかで人気の高い場面を、お軽を当り役とした四世中村雀右衛門の一周忌追善狂言として上演いたします。

三、釣女(つりおんな)
結婚相手を釣り上げるユーモア溢れる舞踊劇

 大名と太郎冠者は、妻を得ようと恵比寿神社に参詣します。その神前で眠りについた二人。霊夢によって釣針を与えられた大名は、美しい上﨟を釣り上げ、その場で祝言をあげます。それを見て焦った太郎冠者は、被衣をかぶった女を釣り上げ、夫婦になろうと誓い合います。しかし、被衣をとると二目と見られない醜女。太郎冠者は逃げ出そうとしますが...。
 おかしみ溢れる舞踊劇をお楽しみください。

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