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海老蔵が主演映画『一命』公開への意気込みを語りました
10月15日(土)より、市川海老蔵が主演する映画『一命』が全国公開されます。
本作は滝口康彦の『異聞浪人記』が原作。1962年には仲代達矢主演でも映画化されていますが、今回は三池崇史監督がメガホンをとり、瑛太、満島ひかり、そして役所広司らが共演という超話題作です。
初の3D時代劇としても注目されている本作の公開を前に、海老蔵が意気込みを語りました。
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5年ぶりの映画出演について――
三池監督の時代劇であるということが一つ。監督はすごい技術をお持ちの何でもできる方という印象があったのです。が、今回の台本を読ませていただいたらとても静かな物語。ということは、自分が持っているものを、あえて何も使わずに取り組もうとされているのではないかと。これはぜひご一緒したい、そう思いました。
もう一つは"武士の建前と本音"という、現代の人々に伝えるのはとても難しい題材をテーマにしていること。これは歌舞伎の世界観でもありますが、その伝えにくいテーマが、"あること"が絡んでいることで変わりそうだと。そこにとても興味を持ちました。
印象に残ったシーン――
映画の撮影は物語の進行とはなんら関係なく進みます。ですから、僕の子どもたち――瑛太さんと満島さんですが――の幼少時代を最後に撮ったんです。それまでに、ほかはすべて撮り終えていましたから、彼らを襲う悲しい出来事を僕は全部知っているわけです。そこに、そんなことなど何も知らない子どもたちが、あどけない顔をして現れる。その姿を見た途端、彼らの未来が目の前に広がってたまらない気持ちになりました。
この映画は、そういうとても愛しく、悲しい物語です。
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