ニュース
愛之助、米吉が『流白浪燦星 碧翠の麗城』SPECIAL TALK LIVEに登場
2026年2月23日(月・祝)、新作歌舞伎『流白浪燦星 碧翠の麗城』の上演を記念したトークイベントが開催され、片岡愛之助、中村米吉が登壇しました。
▼
本作は、3月の東京・新橋演舞場を皮切りに全国各地での上演が予定されています。今回は、TVアニメ放送開始55周年を迎えた「ルパン三世」との特別なコラボレーション企画として、歌舞伎で流白浪燦星と石川五ェ門の2役を勤める愛之助、瀬織姫役を勤める米吉、脚本・演出の戸部和久に加え、アニメ版からルパン三世役の栗田貫一、峰不二子役の沢城みゆきが登壇し、作品への意気込みや芸の継承について熱いトークが繰り広げられました。
今回、流白浪燦星と石川五ェ門の2役を勤める愛之助は、これまで数々の歌舞伎の作品で石川五右衛門を演じてきたことに触れ、「人生でこんなに五右衛門を演じることになるとは思っていなかったので、自分でも驚いています」と切り出し、会場の笑いを誘いました。本作のみどころを問われると、「五ェ門と(流白浪)の早替りをしながら、立廻りをし、“つまらぬもの”を斬りながら進んでいくわけですけれども、宙乗りなど歌舞伎の要素をふんだんに盛り込んだ大スペクタクルな内容になっておりますので、ぜひ注目していただきたいです」と、強くアピールしました。
本作のヒロイン・瀬織姫を演じる米吉は、「峰不二子という圧倒的な魅力を持つキャラクターがすでに存在するなか登場するヒロインです。不二子は大人の色気ある女性ですので、瀬織姫は流白浪が思わず手を差し伸べたくなるような、純粋さや清らかな美しさという、不二子と相反する魅力を大切にしていきたいです」と、意気込みます。また、「流白浪と瀬織姫が心を通わせていく過程がこのストーリーの核として存在すると思うので、二人の刹那的な協力関係を軸に、歌舞伎の要素や趣向が枝葉となって、一本の大きな木のような作品になったらと思います」と、真摯に語りました。
TV アニメ放送開始から 55 年と長きにわたり続く作品を背負い、役を引き継いだ当時を振り返った栗田は、「最初はただの真似で一言しか喋れなかったのですが、気がついたら 31年。スーパーレジェンドの皆さんに囲まれ、本当に助けてもらっています」と謙虚に感謝を述べました。これを受けて沢城は、「増山(江威子)さんの不二子に100%は似せられないけれど、限りなく近づくように真似をする。それでもぴったりと同じにならなかった部分こそが実は私の結晶なのかと思うと、不二子こそ私の代表作かもと思えるようになりました」と語ると、愛之助は、「私たちも師匠にいかに近づけるかを目指します。自分を出そうとしすぎると良くないものが見えてきてしまったり、方向性が変わってしまったりすることがある。お客様があってこその私たちなので、どう感じていただくかは最終的にお客様に委ねています」と、深い共感を示しました。米吉も、「(二世中村)吉右衛門のおじさまには『真似て真似るが“学ぶ”だよ』と口酸っぱく言われていました。歌舞伎は同じ役を何度も重ねていくことができるので、そのなかで滲み出る自分らしさをお客様に喜んでいただければ」と、続けました。
最後に愛之助は、「今回は第2弾ということで、米吉さん演じる可愛らしく素敵なヒロインを迎えます。歌舞伎の手法をふんだんに取り入れていますし、私たちが客席のどこかに出没するかもしれません。いや、します!」と微笑み会場を沸かせ、「アニメファンの方にも、歌舞伎ファンの方にも楽しんでいただける作品になっています。劇場でお待ちしています」と締めくくりました。
▼
『流白浪燦星』は、3月5日(木)から27日(金)新橋演舞場、4月3日(金)から26日(日)御園座、9月2日(水)から26日(土)南座、2027年2月6日(土)から26日(金)博多座での公演。チケットの詳細は、それぞれの公演情報をご確認ください。
