
【歌舞伎いろは】は歌舞伎の世界、「和」の世界を楽しむ「歌舞伎美人」の連載、読み物コンテンツのページです。「俳優、著名人の言葉」「歌舞伎衣裳、かつらの美」「劇場、小道具、大道具の世界」「問題に挑戦」など、さまざまな分野の読み物が掲載されています。
世界に類をみない緞帳王国・日本![]() 脇田常弘さん。この道30年のベテラン。「緞帳は特注品のため毎回新しい課題が出てきます。それが難しいところであり、おもしろいところでもあります」
歌舞伎座をはじめ演劇ホールや学校の講堂、旅館の宴会場に至るまで、日本の劇場や舞台は規模の大小を問わず、どこでも立派な緞帳(どんちょう)がかかっています。巨大な織物を作り上げるには高い技術と時間が必要ですし、当然お金もかかります。実は、舞台と客席を仕切る単なる幕にこれほど凝るのは、日本だけだそうです。緞帳はまさしく日本文化なのです。
|
歌舞伎の逸品
バックナンバー
-
歌舞伎の逸品を手に入れる ~紅編~
憂いを帯びた目元、紅の小さな唇。化粧で彩られた女方の顔には、独特の色香が漂います。今回は、和のお化粧の奥深い世界に触れてきました。
-
歌舞伎の逸品を手に入れる ~つまみかんざし編~
娘役の髪に、ぱっと花が咲いたような華やかさを与える、つまみかんざし。その愛らしい花が生まれる瞬間を拝見してきました。
-
歌舞伎の逸品を手に入れる ~三味線編~
歌舞伎の舞台に欠かせない楽器、三味線。プロの演奏家も頼りにする名店で職人の精緻な技を拝見してきました。
-
歌舞伎の逸品を手に入れる ~組紐編~
歌舞伎の衣裳や女方の髪飾りのアクセントとして用いられている組紐。その精緻な手技の世界をのぞいてきました。
-
歌舞伎の逸品を手に入れる ~下駄編~
センスや見識、人柄もあらわれるという履物。歌舞伎御用達の履物店で、下駄にまつわるあれこれをうかがってきました。
-
歌舞伎の逸品を手に入れる ~衣裳編~
日本人ならではの凛とした姿を、心ゆくまで堪能できる歌舞伎。その美しさは、衣裳があってこそ。衣裳制作の現場をお訪ねしました。
-
歌舞伎の逸品を手に入れる ~かんざし編~
歌舞伎の女方の髪にキラリと光るかんざし。今回は歌舞伎の平打ちのかんざしを作る唯一の職人・三浦孝之さんをおたずねしました。
-
歌舞伎の逸品を手に入れる ~扇編~
日本人にとって扇は特別な意味をもつ道具。浅草にある歌舞伎御用達の名店で、扇の心に触れてきました。
-
歌舞伎の逸品を手に入れる ~足袋編~
真っ白で、こぢんまりして、ふわりとシワのない足。それが理想的な女性の足もと。歌舞伎御用達の老舗で、足袋のいろはを学んできました。