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四月大歌舞伎

料金(税込)

  • 1等席18,000円
  • 2等席14,000円
  • 3階A席6,000円
  • 3階B席4,000円
  • 1階桟敷席20,000円

上演時間

  • 醍醐の花見

  • 幕間 30分
  • 伊勢音頭恋寝刃

  • 幕間 20分
  • 一谷嫩軍記
    熊谷陣屋

  • 傾城反魂香

  • 幕間 30分
  • 桂川連理柵
    帯屋

  • 幕間 20分
  • 三代猿之助四十八撰の内 奴道成寺

※4月14日時点での予定。
※上演時間は変更になる可能性があります。

演目と配役

昼の部

中内蝶二 作


今井豊茂 脚本

一、醍醐の花見(だいごのはなみ)
豊臣秀吉
豊臣秀次
大野治長
曽呂利新左衛門
淀殿
三條殿
大野治房
前田利家室まつ
松の丸殿
石田三成
義演
北の政所
   鴈治郎
   
   
   萬太郎
   壱太郎
   尾上右近
   種之助
   笑三郎
   
   右團次
   門之助
   

二、伊勢音頭恋寝刃(いせおんどこいのねたば)

追駈け

地蔵前


二見ヶ浦


油屋


奥庭

福岡貢
仲居万野
料理人喜助
油屋お紺
油屋お岸
奴林平
藍玉屋治郎助
桑原丈四郎
杉山大蔵
徳島岩次実は藍玉屋北六
藍玉屋北六実は徳島岩次
油屋お鹿
今田万次郎
   染五郎
   猿之助
   
   
   
   
   
   橘太郎
   橘三郎
   
   由次郎
   萬次郎
   秀太郎

※中村吉之丞休演につき、配役変更にて上演いたします。


三、一谷嫩軍記(いちのたにふたばぐんき)

熊谷陣屋

熊谷次郎直実
源義経
熊谷妻相模
亀井六郎
片岡八郎
伊勢三郎
駿河次郎
梶原平次景高
堤軍次
藤の方
白毫弥陀六実は弥平兵衛宗清
   幸四郎
   染五郎
   猿之助
   宗之助
   
   
   弘太郎
   
   
   高麗蔵
   左團次


夜の部

近松門左衛門 作

一、傾城反魂香(けいせいはんごんこう)

土佐将監閑居の場

浮世又平後に土佐又平光起
女房おとく
狩野雅楽之助
土佐修理之助
土佐将監
将監北の方
   吉右衛門
   菊之助
   又五郎
   錦之助
   
   
二、桂川連理柵(かつらがわれんりのしがらみ)

帯屋

帯屋長右衛門
信濃屋娘お半/丁稚長吉
義母おとせ
隠居繁斎
弟儀兵衛
長右衛門女房お絹
   藤十郎
   壱太郎
   
   寿治郎
   染五郎
   

三代猿之助四十八撰の内

三、奴道成寺(やっこどうじょうじ)
白拍子花子実は狂言師左近
所化





   猿之助
   尾上右近
   種之助
   
   
   
初舞台

みどころ

昼の部

一、醍醐の花見(だいごのはなみ)
醍醐寺で開かれた花見が題材の優雅な舞踊

 慶長年間、豊臣秀吉が京都の醍醐寺で、秀頼や北政所、諸大名を招き、盛大に催したとされる花見の宴を題材とした長唄舞踊。桜の季節にふさわしく、華やかな舞台をお楽しみください。

二、伊勢音頭恋寝刃(いせおんどこいのねたば)
妖刀の行方に翻弄された男の物語

 阿波の国では、お家横領を目論む蜂須賀大学が、藩主の信頼が厚い家老今田九郎右衛門の失脚を図り、息子今田万次郎にお家の重宝である名刀青江下坂の紛失という無実の罪を負わせようとします。その万次郎の後見役から助力を乞われた福岡貢は、夜の二見ヶ浦に万次郎とともにやってきます。すると、万次郎の奴林平が、大学の手下たちと争っているところに出くわし、お家横領画策の手掛かりとなる密書を手に入れます。
 ようやく刀を手に入れた貢は、賑わう古市の遊女屋油屋に折紙の行方を追って現れ、二見ヶ浦で手に入れた密書から、徳島岩次が怪しいと睨みます。一方、貢の恋人であるお紺も岩次が折紙を持っていると確信し、折紙を手に入れようと、岩次になびいたふりをして万座の中で貢に偽りの愛想づかしをします。逆上した貢は自分が手にしているのが青江下坂とは知らず、意地の悪い仲居の万野をあやまって手にかけてしまうと、妖刀に魅せられ次々と人を斬り捨ててしまうのでした。
 歌舞伎ならではの様式美など見どころ溢れる作品をご覧ください。

三、一谷嫩軍記(いちのたにふたばぐんき)

  熊谷陣屋

戦乱の世の無常を描いた時代物の名作

 源氏の武将熊谷直実が自らの陣屋に戻ると、妻相模が息子小次郎の初陣を案じて陣屋を訪れています。直実は須磨の浦で敦盛を討った様子を語って聞かせますが、そこに敦盛の母である藤の方が現れ、直実に斬りかかります。藤の方と相模が悲しむ中、直実は源義経のもとに敦盛の首を届けようとしますが、そこへ義経が現れ、敦盛の首実検が行われます。しかし、直実が差し出した首桶の中にあったのは小次郎の首。直実は制札に託された義経の思いを察し、院のご落胤である敦盛の身替りとして我が子を犠牲にしたのです。義経は、敦盛を石屋に身を窶し弥陀六と名乗る平宗清に預け、それを見届けた直実は、僧形となって陣屋を後にするのでした。
 人の世の無常や儚さが胸にしみる重厚感のある一幕をご堪能ください。

夜の部

一、傾城反魂香(けいせいはんごんこう)
夫婦の情愛が起こした奇跡の物語

 言葉の不自由な絵師の又平は師匠の土佐将監のもとを訪れ、土佐の名字を名乗ることを願い出ます。女房のおとくも夫に代わり訴えますが、絵師として功績がないため聞き入れられません。そんな中、将監の元に悪人にさらわれた佐々木義賢の息女救出の依頼が舞い込みます。又平は是非とも自分を追手に遣わすよう頼みますが、将監はこれを聞き入れず、又平の弟弟子にその役目を命じます。絶望した又平は死を決意し、手水鉢に自画像を描くと、その絵が石を貫き、手水鉢の裏側に抜ける奇跡が起こります。それを知った将監は、又平の功績を認め、土佐の姓を名乗ることを許すのでした。
 命を懸けて奇跡を起こした夫婦の絆が見どころの近松門左衛門の名作をご堪能ください。

二、桂川連理柵(かつらがわれんりのしがらみ)

  帯屋

年若い娘と出会ってしまった男が最後に下した決断

 京の呉服店帯屋の主人長右衛門は、養子ながら、仲の良い妻お絹と店を切り盛りし、店は大繁盛。面白くない義母のおとせは長右衛門を追い出し、連れ子の儀兵衛とともに店を手に入れようと画策しています。ある日、伊勢詣りに出かけた長右衛門は、ひょんなことから隣家の信濃屋の娘お半と関係をもってしまい、お半は長右衛門の子供を身ごもってしまいます。おとせは連れ子の儀兵衛と共に長右衛門の弱みにつけ込もうとしますが、長右衛門はお絹の機転で難を逃れます。しかし、お半が残した書置きを読んだ長右衛門は、お半が死を覚悟していることを知り…。
 運命のいたずらに翻弄されていく男を描いた上方の世話物の名作をご覧ください。

三、奴道成寺(やっこどうじょうじ)
狂言師が鮮やかに踊り分ける道成寺

 鐘供養が行われると聞き、近江国三井寺へ現れた白拍子花子は、舞を奉納することで鐘を拝ませて欲しいと頼みます。所化たちがこれを許可すると、早速舞を舞う花子でしたが、烏帽子が取れ、男であることがばれてしまいます。実は、この近くに住む狂言師左近が白拍子に成りすましており、それを知られた左近は、所化の勧めに応じて鮮やかな踊りを次々と披露します。やがて、左近は大勢の四天を相手に立廻ると、鐘に上り、隠されていた宝鏡を手に周囲を睨みつけるのでした。
 舞踊の大曲『道成寺』を男が踊るという趣向の華やかで見どころの多い舞踊をお楽しみください。

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