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六月大歌舞伎

歌舞伎座百三十年

六月大歌舞伎

当公演は終了いたしました。

2018年6月2日(土)~26日(火)

昼の部 午前11時~
夜の部 午後4時30分~
【貸切】14日(木)昼の部 ※幕見席は営業

当公演は終了いたしました。

劇場:歌舞伎座

料金(税込)

  • 1等席18,000円
  • 2等席14,000円
  • 3階A席6,000円
  • 3階B席4,000円
  • 1階桟敷席20,000円

上演時間

  • 妹背山婦女庭訓
    三笠山御殿

  • 幕間 30分
  • 六歌仙容彩
    文屋

  • 幕間 15分
  • 酔菩提悟道野晒
    野晒悟助

  • 夏祭浪花鑑
    鳥居前

  • 幕間 15分
  • 夏祭浪花鑑
    三婦内・長町裏

  • 幕間 30分
  • 巷談宵宮雨

※6月4日時点での予定。
※上演時間は変更になる可能性があります。

演目と配役

昼の部

一、妹背山婦女庭訓(いもせやまおんなていきん)

三笠山御殿

杉酒屋娘お三輪
漁師鱶七実は金輪五郎今国
烏帽子折求女実は藤原淡海
入鹿妹橘姫
荒巻弥藤次
宮越玄蕃
豆腐買おむら
蘇我入鹿




坂東亀蔵
彦三郎


六歌仙容彩

二、文屋(ぶんや)
文屋康秀
菊之助

河竹黙阿弥 作

酔菩提悟道野晒

三、野晒悟助(のざらしごすけ)
野晒悟助
浮世戸平
忠蔵
小田井
お賤
お牧
詫助
六字南無右衛門
後家香晒
提婆仁三郎
菊五郎
菊之助
権十郎

児太郎
橘太郎



左團次

夜の部

一、夏祭浪花鑑(なつまつりなにわかがみ)

鳥居前

三婦内


長町裏

団七九郎兵衛
お辰
一寸徳兵衛
お梶
下剃三吉
玉島磯之丞
傾城琴浦
団七伜市松
大鳥佐賀右衛門
三河屋義平次
堤藤内
釣船三婦
おつぎ
吉右衛門
雀右衛門
錦之助
菊之助

種之助

寺嶋和史
吉之丞
橘三郎



宇野信夫 作


大場正昭 演出

二、巷談宵宮雨(こうだんよみやのあめ)

深川黒江町寺門前虎鰒の太十宅の場より

深川丸太橋の場まで

龍達
虎鰒の太十
おとら
おとま
薬売勝蔵
徳兵衛
おいち


児太郎

橘太郎

雀右衛門

みどころ

昼の部

一、妹背山婦女庭訓(いもせやまおんなていきん)

  三笠山御殿

恋するお三輪の悲しい結末

 三笠山にある蘇我入鹿の御殿へ、藤原鎌足の使者として漁師鱶七が書状を持って訪れます。入鹿の臣下になると記した鎌足の書状を入鹿は信用せず、鱶七を人質にしてしまいます。ほどなく杉酒屋の娘お三輪が、恋い慕う隣家の若者、烏帽子折求女の着物の裾に付けた苧環の白糸を辿って御殿へ迷い込みます。そこでお三輪は意地悪な官女達になぶられた挙句、求女が入鹿の妹の橘姫と祝言を挙げたと聞いて嫉妬に狂い逆上し、奥へと踏み込もうとしますが、突然鱶七に刺されてしまいます。実は鱶七の正体は…。
 重厚な時代物『妹背山婦女庭訓』より、変化に富んだ物語の展開が魅力の「三笠山御殿」をご覧ください。

二、文屋(ぶんや)
色事師の公家が魅せる軽快な人気舞踊

 色好みの文屋康秀は、小町を求めて御殿に忍びこみますが、官女たちに恋の問答を仕掛けられ阻まれてしまいます。その様子を洒脱に踊ると御殿を目指して駆け出していきます。
 『六歌仙容彩』の中の一景で、江戸の風俗を織り込んだ舞踊をお楽しみください。

三、野晒悟助(のざらしごすけ)
颯爽とした色男を描く世話物の名作

 大坂の住吉神社。剣学指南の提婆仁三郎の子分たちは、土器売の詫助の土器を粉々にしてしまいます。そこに 俠客野晒悟助が現れ詫助に仇をとると約束し、一両の金を与えます。颯爽とした悟助の姿に、詫助の娘お賤はうっとりとするばかり。
 その直後、境内で扇屋の娘小田井が提婆組の子分に取り囲まれているのを悟助が助け、小田井も悟助に一目惚れします。悟助は 俠客浮世戸平と喧嘩になりますが老 俠客六字南無右衛門が止めに入ります。
 翌日、悟助の家へ小田井が嫁にしてほしいと頼みに来ますが、悟助が断ると、小田井が自害しようとするので承諾します。そこへお賤も現れ悟助の女房にと頼みに来て…。
 河竹黙阿弥が五世尾上菊五郎のために書き下ろした作品で、痛快な立廻りにご期待ください。

夜の部

一、夏祭浪花鑑(なつまつりなにわかがみ)
大坂の風情があふれる義太夫狂言の名作

 団七九郎兵衛は喧嘩で怪我を負わせた罪で牢に入れられましたが、浜田家家臣、玉島兵太夫の執り成しで死罪を免れます。団七は玉島兵太夫の子息磯之丞と恋仲の傾城琴浦の危急を救おうとしますが、一寸徳兵衛が立ちはだかります。争う内に団七の女房お梶の仲裁によって互いの主筋が同じであるとわかり、団七と徳兵衛は義兄弟の契りを結びます。
 一方、誤って人を殺めた磯之丞と琴浦を匿っている釣船三婦。磯之丞を国許へ帰すのに若く美しい徳兵衛の女房お辰を同道させることに難色を示しますが、お辰は鉄弓で自らの顔を傷付けて、その役を引き受けます。ところが、金に目のくらんだ団七の舅三河屋義平次は琴浦を連れ去ってしまい、その舅の悪事を知った団七は…。
 盛夏の大坂を舞台に恩人の息子とその恋人のために奔走する人々の心意気を描いた、義太夫狂言の名作を上演します。

二、巷談宵宮雨(こうだんよみやのあめ)
夏の季節感あふれる怪談物の傑作

 江戸時代、文政の頃。深川に住む遊び人虎鰒の太十は、女房おいちが仕立物をして何とか暮らしています。太十の伯父は、妙蓮寺の住職だった龍達。龍達はおよそ30年前、妙蓮寺の住職に収まったものの女癖の悪さが治らず、出家の身でありながら、花屋の娘との間に娘が生まれてしまいます。生まれたおとらは太十に引き取られ育てられますが、借金のカタに医者の家に妾奉公に出されます。
 龍達は女犯の罪で寺を追われ、日本橋で晒し者になりますが龍達が金をもっているに違いないと見込んで、太十が引き取ります。実際、龍達は百両という金を寺の前庭に埋めていました。龍達の頼みを聞き、太十は苦労して金を掘り出します。礼金として三十両は貰えると思っていた太十でしたが…。
 宇野信夫の代表作の一つで、24年ぶりの上演となる舞台にご期待ください。

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