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十二月歌舞伎公演

料金(税込)

  • 一等席15,000円
  • 二等席6,500円
  • 三等席3,000円

上演時間

  • 碁盤忠信

  • 幕間 30分
  • 新古演劇十種の内
    茨木

  • 錣引
    摂州摩耶山の場

  • 幕間 20分
  • 口上

  • 幕間 35分
  • 歌舞伎十八番の内
    勧進帳

日程詳細

2011年12月

78910
昼の部夜の部11:0016:0011:0016:0011:0016:0011:0016:00
11121314151617
昼の部夜の部11:0016:0011:00-11:0016:0011:0016:0011:0016:0011:00-11:0016:00
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昼の部夜の部11:0016:0011:0016:0011:00※-11:0016:0011:0016:0011:00※-11:0016:00
25
昼の部夜の部11:0016:00

2011年12月

昼の部 夜の部
7
(水)
11:00 16:00
8
(木)
11:00 16:00
9
(金)
11:00 16:00
10
(土)
11:00 16:00
11
(日)
11:00 16:00
12
(月)
11:00 -
13
(火)
11:00 16:00
14
(水)
11:00 16:00
15
(木)
11:00 16:00
16
(金)
11:00 -
17
(土)
11:00 16:00
18
(日)
11:00 16:00
19
(月)
11:00 16:00
20
(火)
11:00※ -
21
(水)
11:00 16:00
22
(木)
11:00 16:00
23
(金)
11:00※ -
24
(土)
11:00 16:00
25
(日)
11:00 16:00

演目と配役

昼の部

一、碁盤忠信(ごばんただのぶ)
佐藤忠信
横川覚範

源義経
静御前
塩梅よしのお勘実は呉羽の内侍
番場の忠太
小柴入道浄雲
忠信女房小車の霊
染五郎
海老蔵
 
亀三郎

笑三郎


高麗蔵
二、新古演劇十種の内 茨木(いばらき)
伯母真柴実は茨木童子
渡辺源次綱

家臣宇源太
太刀持音若
士卒仙藤
士卒軍藤
士卒運藤

海老蔵
 
寿

亀三郎

高麗蔵

夜の部

一、錣引(しころびき)

摂州摩耶山の場

順礼七兵衛実は悪七兵衛景清
虚無僧次郎蔵実は三保谷四郎

忠光妹伏屋
長谷三郎
木鼠次段太
染五郎

 

寿

二、口上(こうじょう)

染五郎
海老蔵

三、歌舞伎十八番の内 勧進帳(かんじんちょう)
武蔵坊弁慶
富樫左衛門
源義経

亀井六郎
片岡八郎
太刀持音若
駿河次郎
常陸坊海尊
海老蔵

染五郎
 
亀三郎
寿



みどころ

 歌舞伎をはじめ、日本初のオペラや翻訳劇にも出演した近代の名優、七世松本幸四郎(1870~1949)。そして、明治44(1911)年、その年に開場した帝国劇場において七世幸四郎の襲名披露興行を行いました。その襲名から百年目にあたる今年、それを記念して、七世幸四郎の曾孫である三人を中心とした顔合わせにより上演します。演目は、いずれも七世幸四郎ゆかりの作品です。どうぞご期待ください。

昼の部

一、碁盤忠信(ごばんただのぶ)

 京都の堀川御所。源義経が奥州へ落ち延びた後、廃墟の館に隠れ住むのは、義経の影武者として働く佐藤忠信。この忠信の命を狙うのは、梶原景高と内通する舅の小柴浄雲。浄雲は、碁盤を枕にうたた寝する忠信のもとへ忍び入るが、忠信の亡き妻・小車の亡霊が現れ、父の行いを窘める。一方、目覚めた忠信は、危険を察知し、義経所用の鎧を身につける。やがて、大勢の捕手に取り囲まれた忠信。そこへ横川覚範が現れ、忠信に勝負を挑み、ふたりは闘い始めるが…。
 碁盤を片手に差し上げて闘う忠信の姿が盛岡山車などでも有名な『碁盤忠信』は、七世幸四郎襲名披露狂言でした。今回は、それ以来、実に百年ぶりの復活上演となります。

二、新古演劇十種の内 茨木(いばらき)

 平安時代。源頼光に仕える渡辺綱は、羅生門に鬼退治に出かけ、鬼の片腕を切り取って帰ってきた。だが、鬼が腕を取り返しに来るので、陰陽師から物忌みを命じられた綱は、館に籠もり物忌みを執り行っている。そこへ伯母の真柴がはるばると訪ねて来る。綱は対面を断るが、真柴が綱の無情を嘆き悲しむので、仕方なく伯母を招き入れる。綱から羅生門での武勇伝を聞いた真柴は、やがて、鬼の腕を見たいと言い始め...
 茨木童子の伝説を題材に、河竹黙阿弥作の松羽目物の舞踊劇。新古演劇十種のひとつです。前半は、伯母のクドキや左腕を隠しながらの舞、後半は、本性を現した鬼と渡辺綱との大立廻りや花道の引っ込みなど、見どころ満載の作品です。

夜の部

一、錣引(しころびき)

 平家の重宝である弦巻の長刀と御鏡を盗み出した忠太は、平家方と争う内に、鏡を摩耶山の谷間に落としてしまう。一方、摩耶山の谷底では、非人姿の平家の悪七兵衛景清と、虚無僧姿の三保谷四郎が落ち合い、焚き火を囲んでいる。ふたりが世間話をしていると、そこへ御鏡が落ちてくる。ふたりは互いに名乗り合い、御鏡を巡って闘い始めるのだが…。
 『平家物語』や『源平盛衰記』で有名な平景清と三保谷国俊の「錣引(しころびき)」の話を題材につくられた河竹黙阿弥の作品。短い中にも、だんまりや立廻りなど歌舞伎の技巧が盛り込まれた、様式美にあふれる一幕をお楽しみください。

二、口上(こうじょう)
三、歌舞伎十八番の内 勧進帳(かんじんちょう)

 源頼朝に追われた源義経の一行は、山伏に身を窶し、奥州を目指して加賀国安宅の関までやって来た。関守の富樫左衛門から怪しまれた弁慶は、東大寺勧進の山伏だと言って、勧進帳を読み上げる。弁慶は、富樫からの問いにも見事に答えるので、一行は通行を許される。しかし、強力が義経に似ていることから、再び一行は止められる。すると弁慶は、強力姿の義経を金剛杖で打擲する。これを見た富樫は…。
 前半は、勧進帳を読み上げた弁慶と富樫の山伏問答。後半は、弁慶の延年の舞や、飛六法など見せ場の多い作品。歌舞伎十八番のひとつで、七世幸四郎が生涯に1600回以上演じた代表作をご覧ください。

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