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二十一世紀歌舞伎組公演

新歌舞伎座 新開場記念 柿葺落興行

松竹花形歌舞伎

市川猿之助 総監修

二十一世紀歌舞伎組公演

当公演は終了いたしました。

2010年9月3日(金)~22日(水)

昼の部 午前11時~
夜の部 午後4時~

劇場:大阪・新歌舞伎座

料金(税込)

  • 1階席15,000円
  • 2階席11,000円
  • 3階席5,000円
  • 特別席17,000円

日程詳細

2010年9月

34
昼の部夜の部11時B-11時A4時B
567891011
昼の部夜の部11時A4時B11時A4時B貸切A4時B11時A4時B11時A4時B11時A4時B11時A4時B
12131415161718
昼の部夜の部11時A貸切B11時A4時B11時A4時B11時A4時B11時A4時B11時A4時B11時A4時B
19202122
昼の部夜の部11時A4時B11時A4時B11時A4時A11時A-

2010年9月

昼の部 夜の部
3
(金)
11時B -
4
(土)
11時A 4時B
5
(日)
11時A 4時B
6
(月)
11時A 4時B
7
(火)
貸切A 4時B
8
(水)
11時A 4時B
9
(木)
11時A 4時B
10
(金)
11時A 4時B
11
(土)
11時A 4時B
12
(日)
11時A 貸切B
13
(月)
11時A 4時B
14
(火)
11時A 4時B
15
(水)
11時A 4時B
16
(木)
11時A 4時B
17
(金)
11時A 4時B
18
(土)
11時A 4時B
19
(日)
11時A 4時B
20
(月)
11時A 4時B
21
(火)
11時A 4時A
22
(水)
11時A -

演目と配役

Aプログラム

一、猿之助四十八撰の内 太閤三番叟(たいこうさんばそう)
太閤秀吉
松の丸
北政所
段治郎


二、口上(こうじょう)




弘太郎
段治郎
笑三郎

三、澤瀉十種の内 連獅子(れんじし)
狂言師右近後に親獅子の精
狂言師左近後に仔獅子の精

弘太郎

義経千本桜

四、吉野山(よしのやま)
佐藤忠信実は源九郎狐
静御前

笑三郎

Bプログラム

一、猿之助四十八撰の内 太閤三番叟(たいこうさんばそう)
淀の方
松の丸
北政所
笑三郎


二、口上(こうじょう)




弘太郎
段治郎
笑三郎

三、澤瀉十種の内 連獅子(れんじし)
狂言師右近後に親獅子の精
狂言師左近後に仔獅子の精

弘太郎
四、猿翁十種の内 黒塚(くろづか)
老女岩手実は安達原の鬼女
山伏大和坊
同 讃岐坊
強力太郎吾
阿闍梨祐慶

猿三郎
弘太郎

段治郎

みどころ

猿之助四十八撰の内 太閤三番叟(たいこうさんばそう)

 能の『翁』をもとに、歌舞伎では躍動的な動きを見せる三番叟を中心に据えて「三番叟もの」の舞踊が作られました。この『太閤三番叟』は、「猿之助四十八撰」のひとつで、その名のとおり太閤秀吉が大坂城の落成を祝って、三番叟の踊りを見せる作品です。
 今回の公演では、三番叟を立役の秀吉が勤める演出、女方の淀の方が勤める演出と、ふたつの演出で上演します。新歌舞伎座の柿葺落興行にふさわしい、ご当地ものの御祝儀舞踊をお楽しみ下さい。

口上 (こうじょう)

 新歌舞伎座の柿葺落を寿ぎ、市川右近をはじめとする「二十一世紀歌舞伎組」の俳優たちが裃姿で舞台に居並んで、お祝いの口上を申し上げる一幕で、舞台と客席が和気あいあいとした雰囲気に包まれるところにその特色があります。

澤瀉十種の内 連獅子(れんじし)

 文殊菩薩の霊獣である獅子は、我が子を千尋の谷へ突き落とし、谷から駈け上がって来た子のみを育てるという伝説をもとにした舞踊です。
 前半は獅子の子落しの様子を狂言師たちが踊り、後半は親子の獅子が勇壮な「獅子の狂い」を見せます。澤瀉屋の家の芸「澤瀉十種」のひとつで、二畳台を三つ重ね、清涼山にある石橋に見立てるところに、澤瀉屋独自の演出があります。

義経千本桜
吉野山(よしのやま)

 この『義経千本桜』は、もともと人形浄瑠璃(現在の文楽)のために書き下ろされた作品で、人形浄瑠璃の初演からまもなく、歌舞伎に移されて上演されました。
 今回上演される「吉野山」は、『義経千本桜』の道行にあたり、源義経の後を追う静御前と佐藤忠信が、吉野山へ分け入っていく姿を舞踊にしています。美しい静御前と手強い忠信の主従関係の道行というのが「吉野山」の特色で、清元と義太夫を用いて八島の合戦の様子を見せる場面が、大きな見どころとなっています。
 またこの忠信は、静御前が所持する初音の鼓の皮に用いられた狐の子で、随所に狐をうかがわせる動きを見せていきます。幕切れに忠信が狐の本性を現して花道を引っ込んでいくのが、澤瀉屋ならではの演出で、見せ場のひとつにもなっています。

澤瀉十種の内 黒塚(くろづか)

 福島県の安達ヶ原に残る鬼女の伝説をもとにした作品で、市川猿之助の祖父である初代市川猿翁によって初演されました。
 猿翁がロシアに滞在した折に観劇した「ロシアンバレエ」の動きを取り入れているのが特徴で、舞台美術や照明、音楽にも工夫が凝らされています。猿翁によって創られた舞踊を集めた「猿翁十種」の中でも屈指の人気作で、海外でも高い評価を得ています。
 能のおもむきを取り入れた上の巻、月光輝くなか、芒の原で老女岩手が踊る中の巻、そして鬼女の本性を現した岩手を祐慶が仏法の力で祈り鎮める下の巻と、見どころに溢れる作品です。

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