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染五郎、愛之助、獅童が意気込みを語りました~大阪松竹座「二月花形歌舞伎」

染五郎、愛之助、獅童が意気込みを語りました~大阪松竹座「二月花形歌舞伎」

 市川染五郎、片岡愛之助、中村獅童ら次代の歌舞伎を担う人気花形が、上演される4演目全てに出演する大阪松竹座「二月花形歌舞伎」。演目は、昼の部が『慶安の狼 丸橋忠弥』『大當り伏見の富くじ』、夜の部では『義経千本桜 すし屋』『研辰の討たれ』と、古典の名作から新作歌舞伎まで彩りも豊か!晩冬の大阪でエネルギッシュな舞台が繰り広げられます。
 公演に先立ち、染五郎、愛之助、獅童が製作発表で熱く意気込みを語りました。

市川染五郎
 新作あり、久しぶりに上演される演目がありと、昼夜ともに新しい作品、非常にアグレッシブな作品が揃いました。そのアグレッシブなエネルギーにのって、更にそれをパワーアップさせ舞台上で暴れることができたらなと思っています。新国劇を基にした『慶安の狼』では由比正雪を勤めます。独特な世界観を持っているので、それにどっぷりと浸かって勤めたいと思います。『大當り伏見の富くじ』では、歌舞伎でやったことのないことをやる、やったことのあるものは、あえてやらないということを目標に、徹底した喜劇を作りたいと思っています。

 『義経千本桜 すし屋』では弥助実は三位中将維盛を勤めます。今回で2度目になりますが、初役の時に、(七世)芝翫のおじ様に教えていただきました。その時より成長したところをお見せ出来ればと思っています。『研辰の討たれ』には思い出がありまして、以前勘三郎のお兄さんの『研辰の討たれ』を客席で見ていたら、大詰めの追いかけっこをするところで出演者が客席を走るのですが、その時そのまま舞台に引っ張り出されまして・・・引っ張り出されただけで舞台でほっとかれて、そのまま芝居は進行してしまったという、ちょっとイレギュラーな出演をしてしまいました(笑)。とても余韻の残る素敵なお芝居ですので、ぜひともこの作品の良さを100%引き出せるように勤めたいと思っています。2月も話題の舞台が多くありますが、その中でどこよりも目立つ公演を目指して頑張りたいです。


片岡愛之助
 『慶安の狼』では野中小弥太を勤めます。獅童さんが扮する丸橋忠弥と、その時代を共に生き抜いていく2人の青春群像劇ですので熱く演じたいと思っています。『大當り伏見の富くじ』の信濃屋傳七では、侠客らしさを出して格好良く勤めたいと思います。笑いに厳しい大阪であえて喜劇に挑戦する染五郎さんをとても尊敬していますし、まさか同年代のこの3人でこうした喜劇が実現出来るとは思っていませんでしたので、僕も正直凄く嬉しくて、今からワクワクしています。皆さんが見たことのないようなお芝居になると思います。期待していてください。

 『義経千本桜 すし屋』のいがみの権太は以前、新春浅草歌舞伎で勤めさせていただき、今回が2度目になります。初役の時は叔父(片岡仁左衛門)に手取り足取り教えていただきましたが、教えていただいた通りにやることで精一杯で、そのまま公演が終わってしまうこともありました。2度目となると、ああこういうことだったのかと気付く事も多々あります。2度目というのは怖さもありますが、一つでも多く色々な事に気が付く舞台にしていきたいと思っています。『研辰の討たれ』では平井九市郎を初役で勤めます。2月は話題の舞台が全国でたくさん開いておりますので負けないように、そして冬の寒さにも負けないような熱い舞台を繰り広げたいと思います。


中村獅童
 「いつもはやっていない違うことをやろう」ということで2月の松竹座は楽しみな演目が揃いました。丸橋忠弥といえば歌舞伎では『慶安太平記』ですが、今回の『慶安の狼』は新国劇のお芝居が基になっています。去年『瞼の母』をやらせていただきましたが、新国劇のお芝居は大好きで、お話を伺った時これは是非挑戦させていただきたいと思いました。お芝居にはあえて昔の雰囲気を残しながら、立廻りなどは全く違う新しいものをお見せしたいと思っています。『大當り伏見の富くじ』は黒住平馬という役ですが、カツラを被っている人だそうです・・・(笑)。関西のお芝居ですから気を引き締めて、皆さんに楽しんでいただけるようにしたいです。

 『義経千本桜 すし屋』では梶原平三景時を勤めます。今回で3度目、以前、愛之助さんの権太でも一度勤めさせていただいたお役です。『研辰の討たれ』では平井才次郎、愛之助さんの勤める兄・九市郎と共に、守山辰次を追い掛け回す弟を勤めます。最近では"野田版"として皆さんも良くご存知の作品だと思いますが、これをまたもとのスタイルに戻して、魅力溢れるお芝居にしたいと思っています。同年代の3人で芝居をゼロから創り上げていく・・・大変な反面、喜びもありますしワクワクする気持ちもあります。エネルギーと熱意と情熱とで良い芝居を創りたいと思っています。

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2012年01月26日

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