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歌舞伎座「柿葺落四月大歌舞伎」初日開幕

壽祝歌舞伎華彩

 4月2日(火)、歌舞伎座新開場「柿葺落四月大歌舞伎」が初日を迎え、大勢のお客様が待ちに待った新しい歌舞伎座での観劇を楽しまれました。
(写真は『壽祝歌舞伎華彩』鶴寿千歳 前列左より中村魁春の女御、坂田藤十郎の鶴、市川染五郎の春の君)

 柿葺を洗い落とすような雨が新しい劇場を包み込む中、一番太鼓が鳴り渡っていよいよ新開場となった歌舞伎座。大間には着物姿のお客様も目立ち、新開場に華を添えました。幕開きは慶事を寿ぐ舞踊『鶴寿千歳』です。

 幕が上がり、「待ってました、歌舞伎座!」の声もかかって大きな拍手が続いた後、舞台への一歩を踏み出したのは春の君の染五郎、続いて女御の魁春。鼓の音が場内に響くと、まぶしいほどに新しい檜舞台が厳かな祝祭空間となり、二人の舞、そして若手俳優も含め10人の宮中の男女が祝祭の舞を披露しました。そして、鶴の藤十郎がせり上がって登場。雅な舞を見せると、最後は場内を見上げて飛び立つように花道を渡っていきました。

 二幕目は「十八世中村勘三郎に捧ぐ」と銘打たれた『お祭り』。十八世ゆかりの俳優たちが揃い、「今年はゆかりの皆さんのお力添えで、立派な祭りになりました。さぞ、十八代目も喜んでいることでしょう」とのせりふには、場内のお客様もいっそう大きな拍手を送られました。花道から祭りに駆けつけた勘九郎、七之助が、「倅の七緒八も」とご紹介すると、「中村屋!」の声もかかり、賑やかな一幕は終始和やかな雰囲気にあふれていました。

 第一部の切は『熊谷陣屋』で、吉右衛門の熊谷、玉三郎の相模、菊之助の藤の方、歌六の弥陀六、そして仁左衛門の義経での上演。柿葺落公演初日の緊張感と、物語の緊張感が相重なり、特別な空間でドラマが展開していきます。三味線の送り三重が流れ、「十六年は一昔」の名せりふで始まる熊谷の引っ込みまで、場内が一つとなって歌舞伎の世界に浸りました。

 歌舞伎座新開場「柿葺落四月大歌舞伎」は28日(日)千穐楽まで、残席のない日は幕見席をご利用ください。

2013年04月02日

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