博多座「二月花形歌舞伎」出演者が豆まきとお練り

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左より、尾上松也、市川染五郎、片岡孝太郎、市川右近

 2月3日(火)、博多座「二月花形歌舞伎」出演の市川染五郎、片岡孝太郎、市川右近、尾上松也、片岡亀蔵、大谷桂三、市川笑三郎、松本錦吾、澤村宗之助、大谷廣太郎、中村米吉、中村隼人が、櫛田神社で「豆まき神事」に参加、博多座までお練りを行いました。

 博多座から500メートル余り南東に位置するのが、博多祇園山笠で有名な博多総鎮守、櫛田神社。「二月花形歌舞伎」の初日を明日に控え、舞台稽古の合間をぬって公演の出演者12名は、社殿にてお祓いをし、豆まきを行いました。

 櫛田神社の3カ所の門には日本一の大きさといわれるおたふくの面が飾られ、参拝者は続々とその口から境内に入っていきます。豆まきが始まる前にはおよそ2,000人が境内を埋めつくし、染五郎をはじめとする12名が登場すると大歓声が上がりました。

 ご挨拶では染五郎が、「ここにいらっしゃる皆様全員、博多座にも来てください!」と、公演をアピール、ほかの出演者もご来場を呼びかけました。袋入りの豆を遠くまで力いっぱい投げるたびに大きな声が沸き起こり、境内は寒さを吹き飛ばす熱気であふれかえりました。

博多座「二月花形歌舞伎」出演者が豆まきとお練り

 豆まき神事を終えた一行は、ご当地到着のお練りへと出発、博多川端商店街を人垣をかき分けるようにしてゆっくり進んでいきます。紙吹雪が舞い、賑やかなかけ声が飛び交う中、にこやかに手を振って応えながら、一行はようやく博多座に到着しました。

博多座「二月花形歌舞伎」出演者が豆まきとお練り

 博多座前特設ステージでは、染五郎が今回新たに猿翁から贈られたという「翔べ」と書かれた色紙を披露。「半分、博多の血が入っている私にとって、ここは特別な地。博多座では初上演となる『伊達の十役』、ぜひご覧ください」と、あらためて意気込みを語り、お集まりの皆さんから大きな拍手を浴びました。出演者一同、気を引き締めたところで、「二月花形歌舞伎」は明日、いよいよ初日を迎えます。

 博多座「二月花形歌舞伎」は4日(水)初日、26日(木)千穐楽。チケットは、博多座にて販売中です。

博多座「二月花形歌舞伎」出演者が豆まきとお練り

左より、大谷桂三、中村隼人、尾上松也、大谷廣太郎、市川染五郎、松本錦吾、片岡孝太郎、市川笑三郎、市川右近、澤村宗之助、片岡亀蔵、中村米吉

2015/02/03