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歌舞伎音楽を間近で 「歌舞伎座ギャラリー演奏会」開催

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 2015年9月15日(火)、歌舞伎座タワー5階の歌舞伎座ギャラリーにて、歌舞伎囃子方田中流家元の田中傳左衛門と、若手演奏家による「歌舞伎座ギャラリー演奏会」が開かれました。

 開催中の 「歌舞伎にタッチ」展を訪れたお客様を対象に、「歌舞伎座ギャラリー演奏会」と題して行われた演奏会は、歌舞伎音楽を広く楽しんでいただくとともに、若手演奏家の技芸研鑽の場として行われたものです。演奏家の生演奏を解説付きで鑑賞できるとあって、立ち見も含め、150人以上のお客様で会場はいっぱいになりました。

 演奏曲は『勧進帳』。能の『安宅』を元に、弁慶と富樫の攻防を描いた人気曲は、長唄の名曲としても知られています。歌舞伎の普段の舞台では、囃子方がいるのは舞台の奥や黒御簾の内側ですが、今日の舞台は演奏者の呼吸までも感じられるような距離。迫力ある「ヒシギ」(笛の音)で、客席は『勧進帳』の世界へ一気に引き込まれました。“歌舞伎を身近に”をテーマにした歌舞伎座ギャラリーならではの貴重な機会に、お客様も一心に耳を澄ませている様子がうかがえます。

長唄を間近で 「歌舞伎座ギャラリー演奏会」開催

 演奏者代表として解説を担当した田中傳左衛門からは初めに、能の『安宅』が武士階級のリアルを描いたものであるのに対し、歌舞伎の『勧進帳』は「人情と男のドラマ」を強調しているとの説明がありました。

 また、歌舞伎囃子方が歌舞伎専属の「座付き音楽家」であることにも触れ、「目の前に俳優さんがいるように、そのノリを意識して演奏するのが、ほかの音楽家と違うところです」とコメントしました。

 初めての演奏会は、拍手喝采の内にお開きとなりました。次回は11月に開催が予定されており、日程などは決まり次第、ニュースでお知らせします。


歌舞伎座ギャラリー「体験空間 歌舞伎にタッチ -しる・みる・ふれる・やってみる-」

2015年09月15日

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