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海老蔵が語る、『源氏物語 第二章』

海老蔵が語る、『源氏物語 第二章』

 4月6日(水)から16日(土)まで、京都劇場で上演される市川海老蔵特別公演『源氏物語 第二章 ~朧月夜より須磨・明石まで~』について、出演の海老蔵が公演への思いを語りました。

歌舞伎×能×オペラ

 平成26(2014)年4月に南座で上演された『源氏物語』で、最後に光源氏が須磨へ向かおうとするところで幕となったのを受け、第二章としてつくられる今回の『源氏物語』は、須磨・明石が舞台となります。「続編といっても、一つの作品として楽しんでいただけるものを」(脚本の今井豊茂)目指し、前半は朧月夜と光源氏の恋をオペラと歌舞伎で、後半は能と歌舞伎のコラボレーションを軸とした舞台が誕生します。

 

 能、オペラ、さらには日本舞踊、生け花といった長い歴史を誇る伝統文化が、歌舞伎とともに一つの舞台に昇華されるのが、この「市川海老蔵特別公演」の『源氏物語』です。前回の『源氏物語』はその後、全国各地でも上演されており、今回は、「いろいろやろうと思っていることがある」と、海老蔵のなかでは新たな構想や表現のアイディアがあるようです。また、オペラ歌手、能楽師の出演方法も前回とは異なり、新たなアプローチで作品に登場する予定です。

 

光源氏の“心の闇”をどう表現するか

海老蔵が語る、『源氏物語 第二章』

 歌舞伎では初御目見得以来、『源氏物語』という作品に縁の深い海老蔵は、「光源氏を演じるのに一番大切なのは、心の闇だと思います」と断言。平成12年5月歌舞伎座で初めて光君を演じるにあたり、父の十二世團十郎から細かく教えを受けて以来、何度も演じるなかで海老蔵が見出したのが、「心の闇」だと言います。

 

 前回の『源氏物語』で「心の闇」の表現をし始めたと言う海老蔵は、光源氏の寂しさでもある心の闇を月にたとえ、「決して満月ではないのでしょう。さまざまな光をどこに当てるかで、変わったりするように…」、その表現を重要視すると語りました。そして、「(光源氏が落ちていく)須磨・明石は果てしもない闇。光源氏はそこに属さず、姿としては、また象徴として、朗らかに、おおらかに、明るく表現できたら」と語りました。

 今回、京都劇場に初出演となる海老蔵は、「京都でもっと文化を見て欲しい。日本の文化、四季折々を楽しむのに京都はふさわしいところ」と言い、駅に直結した京都劇場だけに、「普段、歌舞伎を見ない人、オペラや日本の伝統文化に興味があっても、歌舞伎は見たことがないといった人に見てもらえるチャンス。ぜひ、途中下車してでも見てもらいたい」とアピールしました。

 

 京都劇場市川海老蔵特別公演『源氏物語 第二章 ~朧月夜より須磨・明石まで~』は、4月6日(水)から16日(土)までの公演。チケットは3月5日(土)より、チケットWeb松竹チケットWeb松竹スマートフォンサイトチケットホン松竹にて発売予定です。

2016年02月23日

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