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7月「坂東玉三郎特別舞踊公演」パトリア日田公演のお知らせ

7月「坂東玉三郎特別舞踊公演」パトリア日田公演のお知らせ

 7月1日(土)・2日(日)、大分県日田市のパトリア日田で、開館10周年記念「坂東玉三郎特別舞踊公演」の開催が発表され、玉三郎が公演に向けての思いを語りました。

 日田市民文化会館「パトリア日田」を訪れ、「木をたくさん使った劇場でたいへん素晴らしい。人間にやさしい、自然をとり入れたこんな会館があるんだ」と、感動して出演を決めたという玉三郎。発表会見に同席した原田啓介日田市長から「開館十周年を飾るにふさわしい舞台をと出演をお願いした」と紹介され、「責任を果たして、お客様にいいものをお見せするのが自分の使命。舞台上でやれることの最大限を尽くしたい」と、公演への意欲を見せました。

 

彩りよく、皆様に喜んでいただける演目を

 『傾城』は昭和に入って上演が少なくなっていたものを5年前、玉三郎が「歌舞伎座でも上演できるように」とつくり上げて日生劇場で上演、この1月には歌舞伎座でも上演されました。「傾城の風情を踊りながら、春夏秋冬を踊り込むのが眼目。冬の場面では襖を開けて雪が降っている景色をご覧になれるようにという演出をしました。今回もそういたします」。衣裳は一人の刺繍家が縫い上げたもので、「江戸期の歌舞伎の衣裳の復元」です。

 

 『藤娘』は、「六世菊五郎が大木にいる藤娘という演出をしましたが、私は大木を屏風にして演出させていただきました。もともとは大津絵から出てきた藤娘が踊るようにできていました。衣裳は大津絵と同じような拵えでさせていただきます」。遊女の『傾城』と生娘の『藤娘』、「舞踊公演では何と何を組み合わせるのかがけっこう問題になりますが、今回は役柄がガラッと変わったものにして、『口上』でお客様にお話をいたします」と、公演の魅力を話しました。

 

予備知識は不要、見て楽しんでいただく舞踊公演

 劇場からのリクエストに応え、この公演では曲がり角のある鍵型の花道が使用されます。「『傾城』を(熊本県の)八千代座で上演したとき、前の場がつけられずに花道から出たところ、たいへん好評でした。花道は使わなくてもできる『傾城』ですが、今回は使うことにいたしました。曲がり角のある花道は、客席から親しみをもって出てくる感じになるのでは。また『藤娘』は、舞台上にいるまま幕切れにすることもありますが、花道を引込む演出もありますので思案しているところです」と、開館10周年を迎えるパトリア日田に合わせた上演となることが明かされました。

 

 「舞台芸術は、開演してから終演するまでのなかで完結していないと、芸術として成立しないのではないでしょうか。絵でも音楽でも、それだけを見て聴いて楽しめなくては、芸術と呼べないのではないかと思います」と語った玉三郎。その意味で舞踊公演は、「何の予備知識もなく劇場に入っても、音楽と見た目の美しさがあり、和歌の世界の中で夢のような時間が過ごせます」と、ご来場をうながしました。

 

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日田市民文化会館「パトリア日田」開館10周年記念

「坂東玉三郎特別舞踊公演」

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一、お目見得 口上

二、傾城(けいせい)

三、藤娘(ふじむすめ)

 

出演:坂東玉三郎

 

 

日時

2017年7月1日(土)・2日(日)14:00開演(13:00開場)

 

場所

日田市民文化会館「パトリア日田」 大ホール

大分県日田市三本松1-8-11 電話:0973-25-5000

 

チケット

S席:15,000円 A席:12,000円 B席:9,000円(税込) 

 

2017年4月22日(土)発売

 

日田市民文化会館「パトリア日田」 0973-25-5000 ほか、各プレイガイドで発売

 

お問い合わせ

日田市民文化会館「パトリア日田」 0973-25-5000

2017年02月20日

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