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染五郎、猿之助、弘太郎がシネマ歌舞伎『東海道中膝栗毛〈やじきた〉』初日舞台挨拶

染五郎、猿之助、弘太郎がシネマ歌舞伎『東海道中膝栗毛〈やじきた〉』初日舞台挨拶

 シネマ歌舞伎『東海道中膝栗毛〈やじきた〉』初日舞台挨拶 左より、杉原邦生(舞台版構成、シネマ歌舞伎版監修)、市川弘太郎、市川猿之助、市川染五郎、浜本正機(シネマ歌舞伎版監督)

 

 

 6月3日(土)、東劇で新作シネマ歌舞伎『東海道中膝栗毛〈やじきた〉』の初日舞台挨拶が行われ、出演の市川染五郎、市川猿之助、市川弘太郎が登壇しました。

 弥次さん喜多さんそろい踏みで迎えた『東海道中膝栗毛〈やじきた〉』公開初日舞台挨拶。読売屋文春の弘太郎の進行で、シネマ歌舞伎版監督の浜本正機と、舞台版構成とシネマ歌舞伎版監修を担当した杉原邦生も登場、五人は大きな歓声と拍手に迎えられました。

 

これからはラッパーとして!?

 開口一番「歌舞伎もするラッパー、染五郎です」との自己紹介から、まずはシネマ歌舞伎PR動画「YJKT」の話に。「けっこう本格的で、ちょっと遅れてるとか言われて何度も録り直しになって、最後はマイクのせいにしていました」と明かした猿之助に続き、染五郎は「目指せピコ太郎、なので、とにかく(動画に)アクセスして」と、お客様に再生回数を上げるための細かい指南までしていました。

 

染五郎、猿之助、弘太郎がシネマ歌舞伎『東海道中膝栗毛〈やじきた〉』初日舞台挨拶

 以前から、『東海道中膝栗毛』を上演したいと話していたという二人。「久々の納涼歌舞伎出演で、実現してうれしかった」と染五郎。曾祖父(初世猿翁)が歌舞伎座8月の上演を恒例としていたという猿之助は、「九州や北海道などに行ったりとシリーズものになっていて、ぜひやりたいと思っていた」そうで、二人がどれほど上演を喜んだかが伝わってきました。

 

 新作歌舞伎にもかかわらず、「短い日数でできたのは、やはりコンビネーションがよかったから」と猿之助が言うと、染五郎も「滞ることのない稽古だった」と振り返りましたが、時間がかかったのはラップに乗って廻り舞台を使い、登場人物を紹介する場面。「大先輩がよくついてきてくださったなと」(猿之助)、「このせりふでここに立つとか、計算が大変だった」(染五郎)との二人の話に、弘太郎も「舞台稽古でいちばん時間を使ったところでしたね」とうなずくばかり。

 

20以上の映像から厳選、泣く泣くカットされて…

 一方、構成を担当した杉原は、「僕がアイディアを二人に渡し、膨らませていただくという感じで、大変だったというよりは、すごく楽しくやらせていただきました」と、一例として挙げたのが幕開きのシーン。「弥次さん喜多さんに黒衣をやらせたいというアイディアに、ザ・ドリフターズの歌舞伎のコントの演出を引っ張ってきてくださった」。これに対しては猿之助が「僕たちはドリフ好き世代ですから」と言うと、染五郎は「カトちゃん(加藤 茶さん)が舞台を見に来られ、よくやってくれたと言っていただきました」とのエピソードを披露しました。

 

染五郎、猿之助、弘太郎がシネマ歌舞伎『東海道中膝栗毛〈やじきた〉』初日舞台挨拶

 二人の念願の舞台を10、11台のカメラで2日間にわたり撮影、延べ22、23台分の映像を精選してつくり上げたのが今回の『東海道中膝栗毛〈やじきた〉』です。浜本監督が「舞台で見られないアングル、映画館でしか聞こえない音。映画ならではのものを楽しんでもらえるよう、我々も苦心してつくり上げています」と自信を見せると、弘太郎は自分が演出を受けてカメラに目線を送ったシーンが、「見事にカットされていました」と暴露。上映される作品は、同じシーンが20以上ある中から選び取られた集大成であることが、よりリアルに伝わる発言でした。

 

8月の前に最低3回は観てください

 舞台中継とは違うシネマ歌舞伎は「舞台より面白い作品、そうでなければ」と言う染五郎は、この『東海道中膝栗毛〈やじきた〉』について、同じく出演作の歌舞伎NEXT『阿弖流為〈アテルイ〉』が舞台の“ライブ感”よりも映画としての演出を優先させたのと真逆の観点、「“お客様がいらっしゃっている感”をどう出すか」にこだわった一作だと力を込めました。

 

 そのお客様の「ご好評にお答えしての8月」と、発表されたばかりの歌舞伎座「八月納涼歌舞伎」第二部の『東海道中膝栗毛』第2弾に触れたのは猿之助です。「シネマ歌舞伎を観ていないとわからないようにつくりますから、最低3回は観てください」とアピールして大拍手、弘太郎が時間ぴったりに収めて舞台挨拶が終了しました。

染五郎、猿之助、弘太郎がシネマ歌舞伎『東海道中膝栗毛〈やじきた〉』初日舞台挨拶

 「あまりご縁のないプレミアムフライデー、皆さんがうらやましい」と本音もちらり

 先月のプレミアムフライデーには、右團次が登場して先行上映会「富金御目見得東海道(ぷれみあむふらいでーおめみえとうかいどう)」が、東京のMOVIX亀有で行われました。演じた「悪者だけど憎めない白井髭左衛門」のこと、猿翁の『東海道中膝栗毛』上演の思い出など、とっておきの話を披露した右團次。そして、プレミアムフライデーが平日でも歌舞伎に足を運んでいただける、いい習慣になるのではと大きな期待を寄せました。今後も、どんな話が飛び出すか楽しみな舞台挨拶が続きます。

 

 また、通常料金でご参加いただける解説付き上映も企画されており、いずれも、スケジュールは以下のとおりとなっています。チケットは窓口、または各劇場のサイトで、該当回の座席券をお求めください。ムビチケ等の前売りチケットをお持ちの方も、座席券との引換えが必要です。ご都合に合わせて、ぜひ映画館へお運びください。

 

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シネマ歌舞伎『東海道中膝栗毛〈やじきた〉』

舞台挨拶スケジュール

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【6月4日(日)】 14:00~(12:20の回の本編終了後からスタート)

MOVIX柏の葉 04-7135-6900

登壇者:松本金太郎 市川團子(予定)

  

【6月5日(月)】 14:00~

東劇 03-3541-2711

登壇者:市川門之助 市川笑也 市川笑三郎

MC:市川弘太郎

 

【6月7日(水)】 15:00~(13:20の回の本編終了後からスタート)

ミッドランドスクエアシネマ 052-527-8808

登壇者:片岡亀蔵

 

【6月16日(金)】 10:00~

109シネマズ二子玉川 0570-077-109

登壇者:中村壱太郎 杉原邦生(舞台版構成、シネマ歌舞伎版監修

 

 

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シネマ歌舞伎『東海道中膝栗毛〈やじきた〉』

解説付き上映スケジュール

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【6月5日(月)】 10:30~(約30分の予定)

鶴岡まちなかキネマ 0235-35-1228

解説:大須賀 豊(歌舞伎大向弥生会所属)

※当日券:2,600円。前売り券をお持ちの方は500円で解説分のチケットをお求めいただけます。

 

【6月6日(火)】 10:30~(約15分の予定)

MOVIX清水 054-355-1400

解説:藤浪俊夫(清水伝統芸能研究会顧問)

 

【6月7日(水)】 11:00~(約15分の予定)

東劇 03-3541-2711

解説:窪寺祐司(松竹株式会社)

 

【6月8日(木)】 13:00~(約20分の予定)

MOVIXさいたま 048-600-6300

解説:窪寺祐司(松竹株式会社)

 

【6月9日(金)】 10:00~(約30分の予定)

MOVIX橋本 042-700-3100

解説:高木秀樹(イヤホンガイド解説員)

 

【6月9日(金)】 12:00~(約20分の予定)

MOVIX昭島 042-500-5900

解説:戸部和久(舞台の脚本担当)

 

※料金表示のないものは通常価格(当日料金 一般:2,100円、学生・小人:1,500円、いずれも税込)。『東海道中膝栗毛〈やじきた〉』ムビチケ、《月イチ歌舞伎》特別鑑賞券3枚セットほか、前売り券もご利用できます。

 

シネマ歌舞伎『東海道中膝栗毛〈やじきた〉』

《月イチ歌舞伎》公式サイト

シネマ歌舞伎公式サイト

2017年06月03日

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