ニュース

「発掘された映画たち2022　『紅葉狩』赤染色版の発掘と林又一郎コレクション――初代中村鴈治郎をめぐるフィルム群」上映のお知らせ

　5月15日（日）・20日（金）に、東京国立映画アーカイブで、「『紅葉狩』赤染色版の発掘と林又一郎コレクション――初代中村鴈治郎をめぐるフィルム群」が上映されます。

▼

　国立映画アーカイブが新たに発掘・復元した映画を紹介する企画「発掘された映画たち」が、このたび4年ぶりに開催され、ラインナップの一つとして、「『紅葉狩』赤染色版の発掘と林又一郎コレクション――初代中村鴈治郎をめぐるフィルム群」が上映されます。

　このプログラムでは、日本人によって撮影された現存する最古の日本映画『紅葉狩』（明治32年）の赤染色・最長版や、現在松竹大谷図書館に保存されている、初世中村鴈治郎の三回忌に編集された『中村鴈治郎舞台のおもかげ』（昭和12年）の原版を多く含むフィルム群など、新たに復元または発見された貴重な作品たちを、解説とともに一挙に紹介します。

　今回上映される映像について、当代の鴈治郎は、「とにかく“派手”。上方歌舞伎の大仰な芝居がお客様に受けていたことが分かり、使われていた軍扇などの小道具も大きい。初代中村鴈治郎の役者ぶりの大きさも感じます。客席との距離も近く、まさに手の届く感じで、芝居小屋の雰囲気が伝わってきます」と、コメントを寄せています。往年の名優たちの姿や、昭和初期の歌舞伎の舞台の様子を伝える映像をたっぷりとお楽しみいただけるこのプログラムは、歌舞伎ファン必見です。詳細はこちらをご確認いただき、ぜひ足をお運びください。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

発掘された映画たち2022

「『紅葉狩』赤染色版の発掘と林又一郎コレクション

――初代中村鴈治郎をめぐるフィルム群」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━