2023年8月27日（日）、博多座近くの川端通商店街で、「九月博多座大歌舞伎」に出演する市川團十郎と市川新之助が、「襲名披露お練り」を行いました。

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　博多座で9月1日（金）から始まる「九月博多座大歌舞伎」で行われる「十三代目市川團十郎白猿襲名披露 八代目市川新之助初舞台」。これを記念し、博多座近くの川端通商店街で、十三代目團十郎と八代目新之助による「襲名披露お練り」が開催されました。

　團十郎と新之助が乗り込んだ人力車は、上川端商店街の櫛田神社側入口を出発し、上川端商店街、川端中央商店街を進んで博多座へ向かいます。雨のなかでも大勢の歌舞伎ファンの皆さんが詰めかけ、大きな賑わいを見せるなか、あちこちから飛び交う声援に、二人は笑顔で手を振って応えました。途中の川端ぜんざい広場では、今回の公演に合わせ、歌舞伎十八番をテーマに特別に仕立てられた「飾り山笠」と対面。團十郎と新之助をモデルにした人形が飾られた山笠と、並んで記念撮影をするひと幕も見られました。

　博多座前で行われたご挨拶で、團十郎は、新之助の『外郎売』をはじめ昼の部の『景清』などの上演演目を紹介し、さらに夜の部についても、「襲名披露口上させていただき、にらみもする予定です。『暫』は（福岡）初上陸、初上演でございます」とアピール。「福岡の方々の元気とともに、さらに福岡が元気になりますように、私も精一杯勤めますので、ぜひお越しください」と、熱いメッセージを伝えました。

　続けて新之助も、「僕は『外郎売』の曽我五郎を演じさせていただきます。ぜひ観に来てください。博多座で待っています」と、弾んだ声でしっかりとご挨拶。二人が挨拶を述べる間も、「成田屋！」というかけ声や拍手がたびたび巻き起こり、劇場前はまもなく初日を迎える公演への期待と熱気に包まれました。

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　博多座「九月博多座大歌舞伎」は、9月1日（金）から17日（日）までの公演。チケットは博多座オンラインチケット、電話予約センター、劇場窓口ほかで販売中です。