2024年2月2日（金）より上演中の歌舞伎座「猿若祭大歌舞伎」のダイジェスト映像が公開されました。

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　最初の演目『新版歌祭文』は、純朴なお光の揺れ動く女心と切ない恋模様を描いた世話物の名作です。ユーモアあふれる舞踊劇『釣女』では、太郎冠者の困惑ぶりと、彼を慕う醜女の愛らしさに、思わず笑みがこぼれます。昼の部の最後は、十八世中村勘三郎が襲名披露でも演じた『籠釣瓶花街酔醒』です。美しき花魁八ツ橋にすべてを捧げた田舎者の次郎左衛門が引き起こす、衝撃の事件を描いた世話物の傑作をお届けします。

　夜の部は、江戸歌舞伎の発祥を華やかに描いた中村屋ゆかりの舞踊劇、『猿若江戸の初櫓』から始まります。続いては、歌舞伎三大名作の一つである『義経千本桜』「すし屋」。世事に翻弄される庶民の哀切がにじむ濃密な人間ドラマが、観る者の胸に迫ります。そして、獅子の親子の情愛が胸を打つ、中村屋が大切に演じてきた舞踊の傑作『連獅子』で打ち出しとなります。十八世勘三郎の十三回忌追善興行として上演される、思いのこもった演目の数々をお楽しみください。

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　歌舞伎座「猿若祭二月大歌舞伎」は26日（月）までの公演。チケットは、チケットWeb松竹、チケットホン松竹で販売中です。