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博多座『石川五右衛門』に実寸大のねぶた登場

 11月3日(木・祝)から始まる「博多座十一月花形歌舞伎」『石川五右衛門』に、実寸大のねぶたが出現します。

博多座『石川五右衛門』に実寸大のねぶた登場

 青森ねぶた祭(2015年)で発表された「三升景清 分身不動」。海老蔵が演じた牢破りの景清が色鮮やかなねぶたになった

 現在、テレビ東京系列で海老蔵主演の金曜8時のドラマ「石川五右衛門」が放映中ですが、3日からは博多座で『石川五右衛門』が上演されます。平成21(2009)年8月新橋演舞場で初演された樹林伸原作の『石川五右衛門』は、再演時に進化を続けてきましたが、今回の上演ではさらにパワーアップし、ラストシーンに実寸大のねぶたが登場します。

 

 『壽三升景清』で海老蔵が演じた景清をモデルにつくられたねぶた「三升景清 分身不動」(立田龍宝作)が、昨年、青森ねぶた祭りに出場しました。海老蔵が、「そのねぶたを舞台に出せないものかと考えたところ、『石川五右衛門』だ」となり、今回の博多座公演のために、地元の青森市でつくられたねぶたが舞台に上がることになりました。その幕切れには津軽三味線、大太鼓の迫力の演奏あり、華やかな舞踊もありと、海老蔵いわく「最後が本当にぶっとんでいる」ものになるそうです。

 

博多座『石川五右衛門』に実寸大のねぶた登場

 さらに、津軽三味線にはTVドラマに主題曲を提供している上妻宏光が、22公演に出演予定。いっそうパワーアップされる『石川五右衛門』、「博多座十一月花形歌舞伎」の開幕は11月3日(木・祝)です。

2016/11/02