みどころ



新橋演舞場

新橋演舞場 初春花形歌舞伎

成田山開基一〇七〇年記念

 

通し狂言 雷神不動北山櫻

市川海老蔵五役相勤め申し候

平成20年1月2日(水)~27日(日)


 二〇〇八年の新橋演舞場の年頭を飾る"初春花形歌舞伎"では、成田山開基一〇七〇年を記念して、通し狂言『雷神不動北山櫻』を御覧頂きます。


 この『雷神不動北山櫻』は、今から約二七〇年前の寛保二年(一七四二)正月に大坂の佐渡嶋長五郎座で初演され、同年七月まで打ち続けるという記録的な大当たりをとった作品です。皆様ご存じの歌舞伎十八番『毛抜』『鳴神』『不動』の三作品は、全てこの『雷神不動北山櫻』の一幕として上演されたもので、二代目市川團十郎が粂寺弾正、鳴神上人、不動明王の三役を勤めて好評を博しました。


 成田不動尊の申し子とも伝えられる二代目市川團十郎が初演した作品を、成田山新勝寺の開基一〇七〇年という節目の年に、市川海老蔵が挑むのは誠に意義深いことと言えましょう。


 また今回の公演では、原作の台本や従来の台本を参照しながらも、全く新たな構想のもと、市川海老蔵が粂寺弾正、鳴神上人、不動明王の三役に加えて、早雲王子、安倍清行の合計五役を勤めるというのも大きな話題となっています。

 時は平安時代のはじめ。朝廷の人々に裏切られたことを恨みに思う高僧・鳴神上人は、自らの行法で京都北山の滝壺に龍神を封じ込めてしまいます。そのために日照りが続くので、朝廷の人々が頭を悩ますところ...。


 天下を掌握しようという悪人たちや、これを防ごうとする善人たちと善悪入り乱れて、さまざまな人物が縦横無尽に活躍する勧善懲悪の物語が装いも新たに甦ります。


 歌舞伎十八番ならではの荒事の魅力をはじめ、歌舞伎では全く初めての試みとなる空中浮遊など、話題満載の『雷神不動北山櫻』をご期待下さい。 また公演期間中は、開基一〇七〇年を記念して成田山新勝寺の出開帳が、当、新橋演舞場で特別に行われます。


 二〇〇八年の初芝居は、どうぞ新橋演舞場へ足をお運び下さい。

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