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新橋演舞場「坂東玉三郎特別公演」初日の賑わい
▲ 『長崎十二景』左より、坂東玉三郎、進藤学
2026年4月8日(水)、新橋演舞場で「坂東玉三郎特別公演」の初日が開幕しました。
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幕開きの『口上』では、多くの拍手に迎えられて玉三郎が登場。新橋演舞場の本興行としては実に30年ぶりとなる出演に、深い感慨とともにご来場の皆様へ感謝の言葉を述べました。続く『三曲糸の調べ』では、琴、三味線、胡弓の三つの楽器を鮮やかに奏でます。『壇浦兜軍記』の阿古屋が劇中で弾くことで知られる三曲を、玉三郎自身が演奏。清らかな音色が場内を満たし、それぞれの糸が織りなす繊細な機微に、観客は静かに聴き入りました。
〈映像〉『夢二慕情』は、昭和59(1984)年に新橋演舞場と中日劇場で上演された同作を、新たに撮り下ろした映像作品です。夢二が愛した三人の女性、たまき、彦乃、お葉を玉三郎が演じ分け、語りとともに夢二の情熱的な半生を情緒豊かに描き出しました。
締めくくりは、竹久夢二の描いた12枚の水彩画をモチーフにした舞踊劇『長崎十二景』。作曲家唯是震一による哀愁漂う組曲にのせ、玉三郎演じる夢二の絵から抜け出したような優美な女が舞台に現れます。進藤学演じる「男」との逢瀬や、雨やどりをしながら阿片煙草を嗜む幻想的な場面など、絵画のような美しい世界が次々と展開。繊細な情趣に富んだ舞台に客席からは惜しみない拍手が送られました。
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新橋演舞場「坂東玉三郎特別公演」は23日(木)までの公演。チケットは、チケットWeb松竹、チケットホン松竹で販売中です。
2026/04/13
