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「松竹大歌舞伎」初日開幕
『口上』八代目尾上菊五郎
2026年7月7日(火)、全国19会場で行われる「松竹大歌舞伎」の初日が開幕しました。
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令和7(2025)年5月歌舞伎座を皮切りにスタートした八代目尾上菊五郎襲名披露。その掉尾を飾る、襲名の大千穐楽にふさわしい華やかな舞台の初日が幕を開けました。最初の演目は『雨の五郎』。曽我五郎(愛之助)が蛇の目の傘を片手に、向かい来る若い者を次々に追い払います。荒事ならではの豪胆さと優美な舞で、巡業公演の幕開きを華やかに彩りました。
続いて『藤娘』。従来の曲に、「藤音頭」の曲も加えた六世尾上菊五郎による演出は今も親しまれています。愛する男性へ純情な思いを募らせる藤の精を八代目菊五郎が艶やかに表現し、観客の目は釘付けになりました。そして八代目菊五郎襲名を寿ぐ、『口上』へと続きます。雀右衛門のご挨拶に始まり、愛之助、彦三郎、橘太郎とこれまで数々の舞台をともにした面々がお祝いの言葉を述べ、会場は温かい雰囲気に包まれます。結びに、菊五郎が「初代より大切にしてまいりました伝統と革新の精神に則りまして、芸道に精進して参ります」と大名跡の襲名について、改めて覚悟を語りました。
最後は『魚屋宗五郎』。旗本・磯部主計之助の奉公人、お蔦の死をきっかけに繰り広げられる世話物の名作です。お蔦の兄・宗五郎(菊五郎)は、懐が大きいものの、酒に酔うと手が付けられなくなる始末。宗五郎の妻・おはま(雀右衛門)と、父・太兵衛(橘太郎)は、お蔦の死を悼みながらも酒に飲まれる宗五郎に振り回されます。そして酒に酔った勢いのまま、妹の仇を討とうとする宗五郎は、磯部の屋敷へと乗り込みます。しかし、家老の浦戸十左衛門(彦三郎)とともに現れた旗本の磯部主計之助(愛之助)が、宗五郎の胸の内を受け止め、お蔦を殺めたことを詫び、事の元凶となった典蔵を成敗することを約束して幕となります。菊五郎が3度目となる宗五郎を見事に演じ、客席からは万雷の拍手が送られました。
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そしてこのたびは「松竹大歌舞伎」の演目解説が描かれた漫画の企画も実施。会場内

『雨の五郎』片岡愛之助
『藤娘』八代目尾上菊五郎
『口上』八代目尾上菊五郎
『口上』左より、坂東彦三郎、市村橘太郎、八代目尾上菊五郎、中村雀右衛門、片岡愛之助
『魚屋宗五郎』八代目尾上菊五郎