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大阪・新歌舞伎座「壽 初春歌舞伎特別公演」出演者が語る意気込み
▲ 前列左より、片岡愛之助、横山英幸大阪市長、吉村洋文大阪府知事、中村鴈治郎、片岡孝太郎、後列左より、中村壱太郎、市川中車
2027年1月9日(土)から大阪・新歌舞伎座で始まる大阪国際文化芸術プロジェクト「壽 初春歌舞伎特別公演」に出演の中村鴈治郎、片岡孝太郎、片岡愛之助、市川中車、中村壱太郎が、公演について語りました。
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冒頭、主催者を代表して吉村洋文大阪府知事が、「大阪の文化・芸術を発信する大阪国際文化芸術プロジェクトの一つとして、この公演を実施します。歌舞伎に触れたことのない方も含めて、素晴らしい伝統文化の魅力に触れていただく機会になればと思います」と挨拶。続いて横山英幸大阪市長も、「世界中からたくさんの方が、大阪・関西に特別な体験を求めて訪れている今、歌舞伎の重要性を改めて実感しています。長い歴史のなかで培ってきた素晴らしい上方文化を、歌舞伎という形で国内だけでなく世界に発信する、絶好の機会だと思っています」と、公演への大きな期待を寄せました。
鴈治郎は、昼の部『弁天娘女男白浪』で日本駄右衛門、『廓文章』で藤屋伊左衛門、夜の部『寿曽我対面』で工藤左衛門祐経を勤めます。はじめに、「来年も1月に大阪で歌舞伎が上演できることを大変うれしく思います」と喜びを明かし、役について続けます。「日本駄右衛門は私が盗賊の頭にみえるよう、精一杯やらせていただきます。伊左衛門は、私自身の襲名披露で勤めた際も、手が出しにくく難しいと思っていたお役。情趣が物語として成り立つよう、自分のなかで昇華して勤めたい」と意気込みを語ります。工藤祐経については、「曽我五郎(中村種之助)、十郎(中村歌之助)のフレッシュな二人をしっかりと受け止めたい」と、並々ならぬ思いを込めました。
昼の部『弁天娘女男白浪』で赤星十三郎、『廓文章』の扇屋夕霧、夜の部『義経千本桜』で源義経を勤める孝太郎。「盗賊の仲間の一人である赤星は、久しぶりに勤める立役です」と気を引き締めます。『廓文章』の夕霧については、「成駒家さんの型で勤めます。和事の醍醐味で、関西の廓の美しさの代名詞ともいえる夕霧という役にふさわしいお芝居ができるよう頑張りたい」と力を込め、『義経千本桜』に向けても、「今回は立役の義経を力一杯頑張ります」と、熱い抱負を述べました。
愛之助は、昼の部『弁天娘女男白浪』で弁天小僧菊之助、夜の部『義経千本桜』で渡海屋銀平実は新中納言知盛を勤めます。「弁天小僧はとても難しくもあり、また非常に気持ちのいい役です。しっかりと初心にかえって勤めたいと思います。相棒である南郷力丸を市川猿弥さんがなさるのも楽しみにしています。知盛は、なかなか手が出せなかった大きなお役。叔父(片岡仁左衛門)が、たくさんの思いを込めてつくった型をしっかりと踏襲し、次の世代に繋げたい」と、強い眼差しをみせました。
昼の部『小栗栖の長兵衛』で長兵衛、『弁天娘女男白浪』の忠信利平、夜の部『義経千本桜』で武蔵坊弁慶を勤める中車は、「忠信利平と弁慶は初役ですので、しっかりと頑張らなければならない」と、背筋を伸ばします。『小栗栖の長兵衛』は、「歌舞伎界に入った46歳のときに、初めて歌舞伎を勤めることができた思い出の舞台です。そのときに父(二世市川猿翁)からいろいろなことを言われたことを今も思い出します。十数年ぶりにまた勤められることは何かのご縁だと思います」と、感慨深く語りました。
壱太郎は、昼の部『小栗栖の長兵衛』で妹おいね、夜の部では、『義経千本桜』女房お柳実は典侍の局、『鷺娘』では、鷺娘/物語の女を勤めます。このたびの『鷺娘』は、古典舞踊に物語性を加えた構成で、「私にとって今回の眼目はなんと言っても『鷺娘』です。祖父(四世坂田藤十郎)が残してくれた、“物語の女”が登場する形で、この物語の女と鷺娘を早替りで2役勤めます。これまでを超える最高の『鷺娘』をお届けしたい」と溌溂と述べ、「緊張感のある大きな責任を感じていますが、新春の大阪公演を大いに盛り上げられるよう、全身全霊で勤めます」と、強い覚悟を語りました。
会見の最後、吉村知事は「皆さんからこれだけのパワーのある言葉をいただき、とても楽しみです。お正月から約2週間の公演、ぜひ多くの皆さんにお越しいただきたい」と呼びかけると、横山市長も、「大阪にとって、とても重要な公演。上方歌舞伎の魅力を一人でも多くの方へ届けられるよう、上方文化を発信できるよう、ともに歩んでいきたいと思います」と語り、温かいエールで締めくくりました。
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大阪・新歌舞伎座「壽 初春歌舞伎特別公演」は、2027年1月9日(土)から24日(日)までの公演。チケットは11月30日(月)から、チケットWeb松竹、チケットホン松竹で発売予定です。
