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歌舞伎座「六月大歌舞伎」初日開幕
6月1日(月)、歌舞伎座「六月大歌舞伎」が開幕しました。
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今月の歌舞伎座は、昼夜にわたって通し上演される『新薄雪物語』、勝海舟の父勝小吉が、優秀な息子の立身出世のために奮闘する『天保遊俠録』、ほのぼのとした老夫婦の夏の風景が描かれた舞踊『夕顔棚』と、豪華顔合わせで多彩な演目が上演されています。
中でも、大詰の「正宗内」が約13年ぶりの上演となり、尾上菊五郎、松本幸四郎、中村吉右衛門、片岡仁左衛門という大顔合わせでご覧いただく『新薄雪物語』は、満開の桜の場面で始まる若い二人の恋が、陰謀に巻き込まれてゆく重厚な作品です。
二人を助けようと苦悩するお互いの親たち、陰謀のきっかけとなった刀をめぐる刀鍛冶たちの物語にまで展開する壮大な物語は、大役ぞろいゆえに、それにふさわしい俳優がそろわないと上演が難しいとされています。
昼夜通しではもちろん、有名な「三人笑い」や勇壮な立廻りなど、それぞれの場面ごとにもみどころあふれるこの公演。新緑の心地よい季節に、ぜひ歌舞伎座へご来場ください。
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歌舞伎座「六月大歌舞伎」は、6月25日(木)までの上演。チケットは、チケットWeb松竹、チケットホン松竹にて販売中です。
2015/06/01