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歌舞伎座、大阪松竹座で「節分豆まき」
2月1日(日)に初日を迎えた、歌舞伎座さよなら公演「二月大歌舞伎」上演中の歌舞伎座で、恒例の「節分豆まき」が行われました。
3日、昼の部『京鹿子娘二人道成寺』の終了後、再び定式幕が開くと、舞台には今月出演の豪華俳優たちが勢ぞろい。尾上菊五郎による豆撒きの発声にあわせ、賑やかにお囃子が鳴り響くと、客席からは大きな拍手が沸き起こりました。その後、無病息災を祈り大入袋に詰められた豆を、俳優らが自らの手で舞台・花道から客席に撒きました。
歌舞伎座ならではの豪華な春を呼ぶ華やかな節分に、お客様も大いにわきました。
歌舞伎座さよなら公演 「二月大歌舞伎」は25日(水)まで上演中です。
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2月1日に初日を迎えた大阪松竹座の「二月花形歌舞伎」。
市川亀治郎、片岡愛之助、中村獅童、中村勘太郎、中村七之助、市川男女蔵、中村亀鶴の七人を中心とした人気の花形俳優達が、昼夜にわたって名作、大役に挑むこの公演は、初日から大いに盛り上がっておりますが、2月3日の節分の日には、舞台で豆撒きが行われました。
昼の部の序幕は、歌舞伎十八番の『毛抜』。中村獅童演じる粂寺弾正がお客様の拍手を浴びながら花道をひっこむと、ほどなくして再び幕が開き、獅童の「これより豆撒きを行います!」の発声で鳴物がかかると、赤鬼、青鬼も現れ、豆撒きが盛大に行われました。
そして夜の部の切狂言『蜘蛛絲梓弦』。市川亀治郎が早替りで六変化を見せ、最後には七人全員が舞台に勢揃いとなるこの演目は、初日からカーテンコールが起こったほどでしたが、この日は豆撒きとあり、幕後、定式幕が開くと、さらに大きな拍手が沸き起こり、客席は豆に手を伸ばす人たちで大騒ぎとなりました。
大阪松竹座「二月花形歌舞伎」は25日(水)まで上演中です。
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歌舞伎座さよなら公演 二月大歌舞伎
大阪松竹座 二月花形歌舞伎