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「歌舞伎座ギャラリー演奏会」（第十一回）のお知らせ

　8月24日（水）、歌舞伎座タワー5階の歌舞伎座ギャラリーで、「歌舞伎座ギャラリー演奏会」（第十一回）が開かれます。

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　7月12日（火）に開催された前回（第十回）の演奏会では、黒御簾音楽選と題して『三人吉三』、『白浪五人男』より3曲が披露されました。

　通常約12畳のスペースに、多いときには20人近くがひしめき合い、演奏される御簾内。唄、三味線はもとより、囃子で使用される楽器が40種類にも及ぶとの説明に、お客様から驚きの声が上がりました。「大川端の場」、「勢揃いの場」など、情景や登場する役それぞれに合わせてBGM的に演奏するという解説とともに、間近で演奏される曲からは、迫力が十分に伝わってきました。

　御簾内からは舞台もよく見え、芝居の情景や役者の動きを囃すという、重要な役割を担っていることがよくわかるそうで、尾上菊五郎劇団音楽部部長の杵屋巳太郎と、田中流囃子方の田中傳次郎の解説を交えた演奏に、お客様も感心しきり。ギャラリーレクチャーで歌舞伎の奥行が広がりますね、といったお客様の声も聞かれました。

　今回は歌舞伎の人気舞踊『供奴』の演奏です。どうぞご期待ください。