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南座新開場に向け準備万端、「まねき書き」
10月11日(木)、南座「當る亥歳 吉例顔見世興行」で、劇場正面に掲げられるまねき看板を書く「まねき書き」が行われました。
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新開場の南座に初めて上がるまねき看板が、まねき書きを引き継いで5年目の井上優さんによって書き上げられました。今年は顔見世興行が11月と12月の2カ月にわたり行われますが、今回書かれたのは11月のまねきです。
耐震補強工事中、昨年は顔見世興行の会場が移されたのに伴い、まねき看板も会場となったロームシアター京都に上げられました。2年ぶりに南座に上がる「役者まねき」は約40枚で、襲名する白鸚のまねきが南座に上がるのは初めてです。このほか、「當る亥歳 吉例顔見世興行」と書く「興行まねき」、「邦楽連中まねき」や、入口に置かれる「口上まねき」の合計約50枚が用意されます。
大入りと興行の成功を祈って揮毫したという井上さんが、「2年ぶりに南座に上がるまねきですので、
画数の多い白鸚の「鸚」も、井上さんの手にかかれば、ほかと変わらぬ堂々とした仕上がりで、看板を見上げるのが今から楽しみです。まねき看板の大きさは、これまでと同じ長さ1間(約1.8メートル)、幅1尺(約30.3センチメートル)、厚さ1寸(約3センチメートル)で、書き上げられたまねきの上部につける庵形も同じ。南座の伝統行事がこうして新しい南座へと受け継がれ、今月の25日(木)には南座の正面に「まねき上げ」が行われて初日を待つばかりとなります。
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南座の新開場は、「南座発祥四百年 南座新開場記念 京の年中行事 當る亥歳 吉例顔見世興行 東西合同大歌舞伎」が初日を迎える11月1日(木)。公演は11月25日(日)までで、チケットは、チケットWeb松竹、チケットWeb松竹スマートフォンサイト、チケットホン松竹で、10月15日(月)発売予定です。