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歌舞伎座「鳳凰祭四月大歌舞伎」夜の部の特別ポスター公開
2023年4月2日(日)開幕の歌舞伎座新開場十周年記念「鳳凰祭四月大歌舞伎」夜の部の特別ポスターが公開されました。
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このたび公開されたのは、「鳳凰祭四月大歌舞伎」夜の部で上演される『与話情浮名横櫛』と『連獅子』の特別ポスターです。「切られ与三」の通称で知られる『与話情浮名横櫛』は、江戸の粋な風情をたっぷり感じられる世話物の名作。片岡仁左衛門の与三郎、坂東玉三郎のお富という配役では、実に18年ぶりに上演されることでも話題の舞台です。特別ポスターに配されているのは、過去に二人が共演した際の舞台写真で、与三郎とお富が不思議な巡り合わせにより3年ぶりに再会する場面。身体中を斬りつけられて傷だらけになりながらも、若旦那の面影を残す仁左衛門の与三郎と、色気あふれる玉三郎のお富が手を取り合う姿に、本公演への期待がますます高まる1枚です。
夜の部の切には、歌舞伎舞踊の大曲『連獅子』を上演。前半では、手獅子を携えた二人の狂言師が獅子の親子の厳しくも温かい情愛を踊って見せ、後半では獅子の精が勇壮かつ華麗な毛振りを披露するみどころ満載の人気作。尾上松緑が狂言師右近後に親獅子の精、尾上左近が狂言師左近後に仔獅子の精と、松緑と左近の親子が本興行では初めて勤めます。親獅子の精と仔獅子の精が厳かに佇む特別ポスターからは、親獅子の精の品格と大きさ、仔獅子の精のひたむきな覚悟が滲み出ます。
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こちらの特別ポスターは、歌舞伎座ほかで掲示されます。ぜひご注目ください。歌舞伎座「鳳凰祭四月大歌舞伎」は4月2日(日)から27日(木)までの公演。チケットは、チケットWeb松竹、チケットホン松竹で販売中です。
2023/03/27