
【歌舞伎いろは】は歌舞伎の世界、「和」の世界を楽しむ「歌舞伎美人」の連載、読み物コンテンツのページです。「俳優、著名人の言葉」「歌舞伎衣裳、かつらの美」「劇場、小道具、大道具の世界」「問題に挑戦」など、さまざまな分野の読み物が掲載されています。
扇づくりの難所は、「折り」扇づくりの工程は、大きく分けると2つあります。ひとつは、扇骨(せんこつ)と呼ばれる扇の骨を作る工程で、骨屋さんという専門業者の仕事。もうひとつは扇面をつくる工程で、こちらを東扇堂さんが受け持ちます。 ![]() 「折り型」と呼ばれる、2枚1組の厚い紙でできた型紙で地紙を挟み、一気呵成に折り込んでいく。折りが甘いとゆるみが出て、閉じたとき美しく収まらない。
帯芯 おびしん(※1):着物の帯の芯として用いる厚めの布地。
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歌舞伎の逸品
バックナンバー
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歌舞伎の逸品を手に入れる ~紅編~
憂いを帯びた目元、紅の小さな唇。化粧で彩られた女方の顔には、独特の色香が漂います。今回は、和のお化粧の奥深い世界に触れてきました。
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歌舞伎の逸品を手に入れる ~つまみかんざし編~
娘役の髪に、ぱっと花が咲いたような華やかさを与える、つまみかんざし。その愛らしい花が生まれる瞬間を拝見してきました。
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歌舞伎の逸品を手に入れる ~三味線編~
歌舞伎の舞台に欠かせない楽器、三味線。プロの演奏家も頼りにする名店で職人の精緻な技を拝見してきました。
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歌舞伎の逸品を手に入れる ~組紐編~
歌舞伎の衣裳や女方の髪飾りのアクセントとして用いられている組紐。その精緻な手技の世界をのぞいてきました。
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歌舞伎の逸品を手に入れる ~下駄編~
センスや見識、人柄もあらわれるという履物。歌舞伎御用達の履物店で、下駄にまつわるあれこれをうかがってきました。
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歌舞伎の逸品を手に入れる ~衣裳編~
日本人ならではの凛とした姿を、心ゆくまで堪能できる歌舞伎。その美しさは、衣裳があってこそ。衣裳制作の現場をお訪ねしました。
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歌舞伎の逸品を手に入れる ~かんざし編~
歌舞伎の女方の髪にキラリと光るかんざし。今回は歌舞伎の平打ちのかんざしを作る唯一の職人・三浦孝之さんをおたずねしました。
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歌舞伎の逸品を手に入れる ~扇編~
日本人にとって扇は特別な意味をもつ道具。浅草にある歌舞伎御用達の名店で、扇の心に触れてきました。
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歌舞伎の逸品を手に入れる ~足袋編~
真っ白で、こぢんまりして、ふわりとシワのない足。それが理想的な女性の足もと。歌舞伎御用達の老舗で、足袋のいろはを学んできました。