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松竹大歌舞伎 中央コース ※公演中止

令和2年度

(公社)全国公立文化施設協会主催

中央コース

松竹大歌舞伎 ※公演中止

当公演は終了いたしました。

2020年8月31日(月)~9月25日(金)

※新型コロナウイルス感染症拡大予防のため、全公演中止となりました。
詳細につきましては、各会場の公式サイトにてご確認いただくか、各公演のお問い合わせ先にご連絡ください

劇場:巡業

日程詳細

2020年8月

  • (曜日)

    開演
    時間

    会 場

    チケット
    Web松竹

    お問い合わせ先

  • 31(月)

    14:0018:30

    北とぴあ
    さくらホール

    東京都 北区

    取り扱い中止

    03-5390-1221

2020年9月

演目と配役

一、操り三番叟(あやつりさんばそう)
三番叟
中村 萬太郎
二、彦山権現誓助剱(ひこさんごんげんちかいのすけだち)

毛谷村

毛谷村六助
お園
杣斧右衛門
お幸
微塵弾正実は京極内匠
尾上
中村
中村 萬太郎
上村
大谷
三、二人椀久(ににんわんきゅう)
椀屋久兵衛
松山太夫
尾上
中村

みどころ

一、操り三番叟(あやつりさんばそう)

 能楽の儀式曲「三番叟」をもとに数多くつくられた「三番叟物」といわれる舞踊のなかのひとつで、糸操りの人形が三番叟を踊るという趣向の作品です。後見が箱から三番叟の人形を取り出し、操りの糸をさばくと三番叟が軽やかに踊り始めます。やがて糸が絡まり、三番叟がくるくる回りだすと、糸が切れ倒れてしまいます。後見が糸をつなぐと再び軽快に踊り出し、三番叟は五穀豊穣を願い、めでたく舞納めるのでした。
 人形の振りで舞う三番叟と後見がみせる、楽しさとユーモアがあふれる華やかな舞踊です。

二、彦山権現誓助剱(ひこさんごんげんちかいのすけだち)

 豊前国彦山の麓の毛谷村で暮らす百姓の六助は、剣術の達人として知られています。領主から六助との試合に勝利した者を召し抱えるというお触れが出され、これに応じた微塵弾正と六助は試合をすることになります。その弾正から年老いた母親に孝行がしてやりたいので勝ちを譲って欲しいと懇願され、その思いに心を打たれた六助は、願いを聞き入れ打ち負かされます。そこへ虚無僧姿のお園が現れます。お園は、六助の剣術の師である吉岡一味斎の娘で、六助とは許婚の仲。一味斎が京極内匠という悪人に討たれたことをお園から知らされた六助のもとに、杣の斧右衛門が母親の死骸を運び込んだことから、六助は弾正にだまされたことを知ります。その弾正こそ仇の京極内匠ということが明らかになり…。
 朴訥な人柄のなかに武勇の一端をのぞかせる六助と、「女武道」ながら愛らしさを見せるお園。個性豊かな登場人物たちが彩る、波瀾万丈で起伏に富んだ心温まる義太夫狂言の名作をご覧ください。

三、二人椀久(ににんわんきゅう)

 大坂の豪商椀屋久兵衛は、新町の傾城松山太夫に入れあげ、身代を傾けたため、これを案じた家の者に座敷牢へ押し込められてしまいます。松山太夫恋しさのあまり正気を失い、いつの間にか牢を抜け出してさまよい歩く久兵衛は、二人で過ごした昔を懐かしみ、いつしかまどろみ始めます。そこへ恋焦がれていた松山太夫が現れます。二人で連れ舞をし、しばしの逢瀬を楽しんだのもつかの間、松山太夫が姿を消してしまい、すべては幻であったと悟った久兵衛は、その場に泣き伏してしまうのでした。
 哀しくも美しい幻想的な長唄の舞踊をご堪能ください。

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