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七月大歌舞伎

歌舞伎座百三十年

七月大歌舞伎

当公演は終了いたしました。

2018年7月5日(木)~29日(日)

昼の部 午前11時~
夜の部 午後4時30分~
【休演】11日(水)・17日(火)夜の部/18日(水)・19日(木)昼の部
【貸切】7日(土)昼の部 ※幕見席は営業

当公演は終了いたしました。

劇場:歌舞伎座

料金(税込)

  • 1等席18,000円
  • 2等席14,000円
  • 3階A席6,000円
  • 3階B席4,000円
  • 1階桟敷席20,000円

上演時間

  • 通し狂言 三國無雙瓢箪久
    序幕

  • 幕間 30分
  • 通し狂言 三國無雙瓢箪久
    二幕目

  • 幕間 25分
  • 通し狂言 三國無雙瓢箪久
    大詰

  • 通し狂言 源氏物語
    序幕

  • 幕間 30分
  • 通し狂言 源氏物語
    二幕目

  • 幕間 25分
  • 通し狂言 源氏物語
    大詰

※7月10日時点での予定。
※上演時間は変更になる可能性があります。

演目と配役

昼の部

織田紘二 補綴・演出


石川耕士 補綴・演出


川崎哲男 補綴・演出


藤間勘十郎 補綴・演出

通し狂言 三國無雙瓢箪久(さんごくむそうひさごのめでたや)

出世太閤記

市川海老蔵宙乗り相勤め申し候

序 幕


二幕目


大 詰
第一場 西遊記(夢の場)
第二場 本能寺の場
第三場 備中高松城外、秀吉陣中の場
第一場 小栗栖村竹薮の場
第二場 近江湖水の場
第三場 松下嘉兵衛住家の場
第一場 大徳寺焼香の場
第二場 同  奥庭の場
羽柴秀吉/孫悟空
明智光秀/明智左馬之助
松下嘉兵衛/柴田勝家
北畠信雄
加藤清正
沙悟浄/滝川一益
秀吉女房八重
三法師
福島正則
森蘭丸/片桐且元
神戸信孝
脇坂安治
猪八戒/小栗栖長兵衛
高山右近
中川清秀
村越伍助/佐久間信盛
丹羽長秀
三蔵法師/筒井順慶
百姓畑作/佐々成政
紅少娥実は金毛九尾狐
前田利家
光秀妻皐月
嘉兵衛妻呉竹
市川 海老蔵 
中村
市川 右團次
中村
坂東
中村
中村 児太郎
堀越
市村
大谷
市川
中村 玉太郎
市川 九團次
大谷
澤村 由次郎
片岡
河原崎 権十郎
市川
市村
市村 萬次郎
大谷 友右衛門
中村 雀右衛門
中村

夜の部

今井豊茂 作


藤間勘十郎 演出・振付

通し狂言 源氏物語(げんじものがたり)

市川海老蔵宙乗り相勤め申し候

光源氏/龍王
六条御息所
右大臣
春宮後に朱雀帝
葵の上/明石の上
光の君/春宮
漁師
漁師
漁師
藤大納言/漁師
漁師
頭中将
大宮/尼
左大臣
紫式部
兵部卿宮
大命婦
弘徽殿女御






闇の精霊
光の精霊
市川 海老蔵
中村 雀右衛門
市川 右團次
坂東
中村 児太郎
堀越
市村
大谷
市川
中村 鷹之資
中村 玉太郎
市川 九團次
市川
市村
市村 萬次郎
大谷 友右衛門 
中村
中村
  ○
片山 九郎右衛門
梅若
観世
(能楽師出演者は公演日により異なります)
  ○
アンソニー・ロス・コスタンツォ
ザッカリー・ワイルダー

みどころ

昼の部

通し狂言 三國無雙瓢箪久(さんごくむそうひさごのめでたや)
名もなき猿が天下の頂へ

 織田信長は、天下統一の念願成就も目前というところで、本能寺で明智光秀の謀反にあい、無念の最期を遂げます。備中高松城で毛利攻めをしていた羽柴秀吉は、信長討死の知らせを受けると大急ぎで山崎の地へ戻り、光秀の軍を破ります。光秀は小栗栖村で討たれますが、明智左馬之助が陣羽織を引き継ぎ光秀が存命のように見せかけます。光秀の一子重次郎は、松下嘉兵衛の住家に落ち延び、秀吉は重次郎が身に付けた品から、光秀に育てられた重次郎が実は自らの実子であることを知ります。
 信長亡き後、柴田勝家をはじめとした重臣は信長の遺児信雄、信孝兄弟のどちらかを考えていましたが、秀吉は仇討ちをしなかった兄弟にはその資格はないと、弁舌鋭く勝家たちを説き伏せます。秀吉は信長の孫、三法師こそ織田家の後継者であると重臣たちに認めさせ…。

 農民の出でありながら、知略を以て戦乱の世を制し、天下人へと駆け上がった豊臣秀吉。歌舞伎でも多くの作品が秀吉の立身出世を描いており、それらの作品群は「太閤記もの」と呼ばれています。
 成田屋に所縁のある「大徳寺焼香の場」を含めてこれまでの「太閤記もの」を再構成した、歌舞伎の魅力あふれる舞台をご覧いただきます。

夜の部

通し狂言 源氏物語(げんじものがたり)
誰も見たことのない奇跡の物語

 石山寺で、筆を走らせている紫式部。紫式部がしたためている書物こそ「源氏物語」。輝かんばかりの美貌と才気を兼ね備えた光源氏の物語が描き出されます。光源氏は皇子として生まれますが、幼くして母を亡くし、我が子の将来を案じた父桐壺帝により、皇族から臣下の位に降ろされてしまいます。人々の羨望を受ける光り輝く皇子として生まれながら、心に抱える深い闇。その光源氏の内に混在する光と闇が、紫式部に物語を書かせるのでした…。

 平安時代中期に紫式部によって著された「源氏物語」は、世界最古の長編小説として知られ、その文学性は国内外から高い評価を受けています。華やかな都で織りなされる切なくも哀しい光源氏の物語は、一千年以上経った今でも人々を魅了し続けています。
 初めて「源氏物語」が歌舞伎化された昭和26(1951)年の上演では、海老蔵の祖父、十一世市川團十郎が光源氏を勤めました。以降さまざまな脚色を加え上演を重ねていくなかで、父十二世市川團十郎も光源氏を演じ、海老蔵(当時 新之助)も勤めています。宙乗りなどの歌舞伎ならではの魅力をふんだんに盛り込み、オペラと能楽という異なる舞台芸術と融合し、さらには華道、映像の表現も取り入れた、誰も見たことのない『源氏物語』にご期待ください。

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