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十月大歌舞伎

料金(税込)

  • 1等席12,000円
  • 2等席8,000円
  • 3等席4,000円
  • 特別席14,000円

上演時間

  • 矢の根

  • 幕間 30分
  • 墨染念仏聖
    法然上人譚

  • 幕間 30分
  • 連獅子

  • 矢の根

  • 幕間 30分
  • 墨染念仏聖
    法然上人譚

  • 幕間 30分
  • 連獅子

日程詳細

2011年10月

2345678
昼の部夜の部11:0016:0011:00-11:0016:0011:00-11:0016:0011:00-11:0016:00
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昼の部夜の部11:0016:0011:00-11:0016:0011:00-11:0016:0011:00-11:0016:00
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昼の部夜の部11:0016:0011:00-11:0016:00貸切-11:0016:0011:00-11:0016:00
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昼の部夜の部11:0016:0011:00-11:0016:0011:00-

2011年10月

昼の部 夜の部
2
(日)
11:00 16:00
3
(月)
11:00 -
4
(火)
11:00 16:00
5
(水)
11:00 -
6
(木)
11:00 16:00
7
(金)
11:00 -
8
(土)
11:00 16:00
9
(日)
11:00 16:00
10
(月)
11:00 -
11
(火)
11:00 16:00
12
(水)
11:00 -
13
(木)
11:00 16:00
14
(金)
11:00 -
15
(土)
11:00 16:00
16
(日)
11:00 16:00
17
(月)
11:00 -
18
(火)
11:00 16:00
19
(水)
貸切 -
20
(木)
11:00 16:00
21
(金)
11:00 -
22
(土)
11:00 16:00
23
(日)
11:00 16:00
24
(月)
11:00 -
25
(火)
11:00 16:00
26
(水)
11:00 -

演目と配役

一、歌舞伎十八番の内 矢の根(やのね)
曽我五郎時致
大薩摩文太夫
馬士畑右衛門
曽我十郎祐成
橋之助
男女蔵


法然上人八百年大遠忌記念狂言

新作歌舞伎

二、墨染念仏聖(すみぞめのねんぶつひじり)

法然上人譚

法然上人
熊谷次郎直実
式子内親王
九条兼実
源智上人
藤十郎
橋之助
壱太郎


三、連獅子(れんじし)
狂言師右近後に親獅子の精
狂言師左近後に仔獅子の精
僧蓮念
僧遍念

壱太郎

男女蔵

みどころ

昼の部

一、歌舞伎十八番の内 矢の根(やのね)
解説

 享保14(1729)年1月に江戸中村座で二代目市川團十郎が演じた「扇恵方曽我」が初演といわれています。天保3(1832)年に七代目市川團十郎が寿狂言十八番の内と銘打って上演、明治15(1882)年に九代目市川團十郎が歌舞伎十八番として演じました。幸若舞曲「和田酒盛」などに出てくる物語を素材に、新しい年を祝う祝祭狂言になっています。荒事の豪快さと、洒落っ気を様式美豊かに見せる華やかな一幕です。

あらすじ

 父の敵討ちに備え、大きな矢の根を研ぐ曽我五郎(橋之助)のもとに、大薩摩文太夫(男女蔵)が、年始の挨拶に訪れます。太夫が持参した祝儀の宝船を描いた縁起物を枕に敷いて五郎が見た初夢は、助けを求める兄、曽我十郎(翫雀)の姿。飛び起きた五郎は馬士(亀鶴)から馬を奪い、一目散に敵のもとに向かいます。

二、墨染念仏聖(すみぞめのねんぶつひじり)
解説

 法然上人は、平安時代末期の長承2(1133)年4月7日に生まれ、建暦2(1212)年1月25日に80歳で往生。「南無阿弥陀仏」と念仏をとなえることによって救われる、と説き、それまでの日本の仏教を大転換し、「日本仏教の革命児」といわれ、浄土宗を開いた人物です。本年は法然上人の八百年大遠忌にあたりますが、ゆかりの地である京都におきまして大遠忌を記念して創作したご遺徳を偲ぶ新作歌舞伎です。

あらすじ

 浄土宗の開祖、法然上人(藤十郎)が亡くなって1年余り。弟子の源智上人(翫雀)は、法然の遺徳を偲び、阿弥陀如来立像を造り、亡き師に救われた人々に思いを馳せます。そのひとりが義経の命に従い、父として子を討った罪と悲しみに後悔し続けている熊谷次郎直実(橋之助)。また法然の教えによって救われたのは男性だけではなく、薄幸の姫君である式子内親王(壱太郎)も心の闇から救われたひとりです。身分の貴賎を問わず、多くの人から慕われた法然でしたが、旧仏教の大勢力や聖道門と呼ばれる人々から激しい弾圧を受けた末、遠国への流罪を命じられます。
 政界という権謀術数蠢く社会に身を置く九条兼実(亀鶴)は、法然の教えの素晴らしさを知り、救おうと奔走しますがその甲斐も無く、配流の院宣が下ります。表向きだけでも布教を憚るように勧める兼実たちに対し、全ての人の極楽往来を願う法然はその申し出を退けます。こうして法然の志は遂げられ、その教えは広く世に伝わって行きました。

三、連獅子(れんじし)
解説

 河竹黙阿弥の作詞、三世杵屋正治郎の作曲、初世花柳壽輔の振付による長唄舞踊の『連獅子』は、明治5(1872)年、東京の村山座で、五世坂東彦三郎、二世澤村訥升によって初演。これを明治34(1901)年、東京座で二世市川段四郎と七世松本幸四郎が演じた際、二世藤間勘右衞門が新たに振付を施し、平山晋吉が間狂言の「宗論」を書き加えたのが定番となり、歌舞伎舞踊の人気演目のひとつとなりました。前半に見せる親子の絆の強さと、後半の華麗な毛振りがみどころです。

あらすじ

 清涼山の麓にある石橋で、狂言師の右近(翫雀)と左近(壱太郎)が、親獅子が仔獅子を千尋の谷に突き落とし、自力で這い上がってきた子だけを助けるという故事を踊ります。やがて宗派の違う二人の僧(男女蔵・亀鶴)がやってきますが、お互いの宗派の違いから言い合いになるところ、山風が吹き、二人は驚いて逃げて行きます。程なくして先ほどの狂言師が、親獅子(翫雀)と仔獅子(壱太郎)の精となって現われ、獅子の豪放華麗な狂いを見せ、勇壮に舞い納めるのでした。

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