公演情報詳細
立飛グループ創立100周年記念事業 | ||
立川立飛歌舞伎特別公演 |
当公演は終了いたしました。
2023年10月25日(水)~28日(土)
劇場:その他
料金(税込)
- 1等席13,000円
- 2等席10,000円
- 3等A席5,000円
- 3等B席3,000円
※3等B席は花道がご覧になれないため、舞台正面の両脇にLEDビジョンを設置いたしました。2階LブロックもLEDビジョンで花道をご覧になれます
演目と配役
市川猿翁 監修
三代猿之助四十八撰の内 義経千本桜 忠信篇
序幕 二幕目 大詰 | ご挨拶 伏見稲荷鳥居前 道行初音旅 川連法眼館 市川青虎宙乗り狐六法相勤め申し候 |
〈伏見稲荷鳥居前〉 〈道行初音旅〉 〈川連法眼館〉 | 佐藤忠信実は源九郎狐 源義経 静御前 佐藤忠信実は源九郎狐 逸見藤太 静御前 佐藤忠信/忠信実は源九郎狐 静御前 亀井六郎 川連法眼 川連法眼妻飛鳥 源義経 横川覚範実は能登守教経 | 中村 鷹之資 市川 笑三郎 市川 笑也 市川 團子 市川 猿弥 中村 壱太郎 市川 青虎 中村 壱太郎 中村 鷹之資 市川 寿猿 市川 笑也 市川 笑三郎 市川 中車 |
みどころ
三代猿之助四十八撰の内 義経千本桜 忠信篇
『義経千本桜』は、『菅原伝授手習鑑』や『仮名手本忠臣蔵』と並ぶ三大名作の一つで、延享4(1747)年に初演されました。全五段のうち、今回上演される「鳥居前」は二段目、「道行初音旅」と「川面法眼館」は四段目にあたります。狐忠信を中心にして、狐親子の情愛と人間への義理を描く幻想的な物語です。荒事や所作事をはじめ、狐言葉や早替り、宙乗りなどケレン味あふれる趣向がみどころとなります。義太夫狂言の名作をお楽しみください。
〈伏見稲荷鳥居前〉
伏見稲荷の鳥居前では、兄源頼朝から不興を買った源義経の一行が都を落ち延びるため集っている。義経の後を追ってきた静御前は、義経の供を願うが許されず、かわりに義経から初音の鼓を預かる。義経一行が参詣している間に、鎌倉方の捕手が現れ静御前を捕えようとするが、義経の家臣佐藤忠信が現れ静御前を助ける。この忠信の働きを褒める義経は、忠信に源九郎の名と着用の鎧を与える。そして、静御前を忠信に預けると、西国を目指して出立するのだった。
〈道行初音旅〉
静御前と忠信は、義経が吉野山に身を隠しているという噂を聞き、桜が満開の吉野山までやって来た。忠信の姿を見失った静御前が初音の鼓を打つと、忠信が姿を現す。二人は、義経の鎧と鼓を義経の姿に見立てると、源平両軍の合戦で命を落とした忠信の兄を思い出し、涙に暮れる。やがて二人は義経が匿われている川連法眼の館を目指し、再会を願いながら旅を続けるのであった。
〈川連法眼館〉
川連法眼の館では、故郷に戻っていた佐藤忠信が義経を訪ねて来る。そこへ静御前ともう一人の忠信がやって来るので、義経はこの様子を怪しむ。義経から忠信詮議を命じられた静御前が鼓を打つと、どこからともなく忠信が現れる。やがて、静御前の詰問に狐の本性を現した狐忠信は、鼓にされた親を慕ってここまでやって来たと語る。これを聞いた義経は、親狐を慕う心情に感じ入り狐に鼓を与える。喜んだ狐は、鎌倉方に味方する悪僧を館に引き入れ、狐の通力で打ち負かすと、自らの古巣へ帰って行くのだった。
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