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| 歌舞伎の代表的なお姫様の一人、八重垣姫(やえがきひめ)が登場するお話です。 もとは、人形浄瑠璃(にんぎょうじょうるり)という、三味線(しゃみせん)の音楽にのせて大夫(たゆう)が語るお話にあわせて人形つかいが人形をあやつる人形劇です。とても人気があったお話で、歌舞伎としても上演されました。 |
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時は戦国時代。長尾家は武田家の家宝の兜(かぶと)を借りたまま返さないので、両家は争っています。八重垣姫は長尾家のお姫様。両家が仲直りするようにと、武田家の長男、勝頼(かつより)と婚約しました。ところが、その後さまざまな事件がおこり、兜は武田家にまだ返されていません。勝頼は兜をとりもどそうと、別の人物に変装して長尾家にもぐりこみましたが、八重垣姫の父、長尾謙信(ながおけんしん)は勝頼の正体を見やぶっています。そして、謙信は勝頼を遠くに使いに出して、途中で追手に殺させようとします。その計画に気付いた八重垣姫は、恋しい勝頼に危険を伝えようと、兜を手に持ち、その霊力を借りて、勝頼の後を追います。 |




