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玉三郎 記者取材会 京都南座特別舞踊公演

玉三郎 5月京都南座では、
坂東玉三郎特別舞踊公演」が上演されます。
 今回の公演は、歌舞伎の始祖と称される“出雲の阿国”の伝説をもとに描いた『阿国歌舞伎夢華(おくにかぶきゆめのはなやぎ)』と、平成10年に歌舞伎座で初演され、待望の再演となる『蜘蛛の拍子舞(くものひょうしまい)』。
 公演に先立ち、玉三郎を囲んで行われた記者取材会の様子をご紹介します。


坂東玉三郎―――

 南座特別舞踊公演は今回で8回目になります。力の限り踊らせていただきたいと思っております。

 『阿国歌舞伎夢華』は、2年半前に歌舞伎座で、歌舞伎者の2人を出して筋をおわせ起承転結をしっかりとさせるように改曲して上演いたしました。それをそのまま持って行きます。花見踊りの曲の一部を入れたりして、なるべく華やかになるようにしたいと思っています。

 『蜘蛛の拍子舞』の“拍子舞”って、唄をうたいながら踊ることを言うんです。ですから、そこが、いわゆる眼目。
 “拍子舞”とつく演目は、あまりたくさんは無いのですが、この『蜘蛛の拍子舞』は本当に良くできています。初演の時は、合狂言を腰元でしましたが、今度は従者の男でやろうと思っています。


阿国を演じられるとき、一番思う事は―――

玉三郎 “女性でありながら演じる”という事でしょうね。
 ここでの阿国は、京都で念仏踊りを踊って出世して、その後人気が落ちて、三年間くらい姿を隠した後、もう一度大人になって返り咲いてきた頃の話なんです。

 ですから、がむしゃらな時代をエネルギーで生き抜いてきた女というよりも、もう少し大人になって洗練され、思い出というものを考えられるような女性です。
 昔の事や名古屋山三の事を懐かしんで、儚い・寂しいと思うけれど、自分の弟子たちの顔を見て、やっぱり踊っていかなきゃいけないんだ、というところで幕が切れます。


『阿国』に『蜘蛛の拍子舞』を合せたのは―――

 いつか『蜘蛛の拍子舞』を南座で、と思っていたんですけど、『阿国歌舞伎夢華』のあとの流れとして、とても良い組み合わせだと思っています。



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