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「坂東玉三郎京丹後特別舞踊公演」のお知らせ

「坂東玉三郎京丹後特別舞踊公演」のお知らせ

 5月19日(土)・20日(日)、京都府丹後文化会館で「坂東玉三郎京丹後特別舞踊公演」が行われます。

彩りの異なる地唄三題を並べて

 3回目を迎える玉三郎の京丹後公演。今回は「お目見得 口上」のほか、地唄三題を披露します。舞踊公演を長く続けている玉三郎は、小さな劇場でどういうものがいいのか困っていたとき、「苦肉の策で地唄三題を並べてみたら、意外と効果がよかったんです」と、パリのシャトレー劇場や八千代座での公演の成果を挙げたうえで、あらためて今回の三題を紹介しました。

 

 『雪』は、「もともと上方舞だったものを、関東で踊れるようになさったのが武原はんさん。踊る方がいなくなって、振りは違いますが、なんとか踊りたいと踊ったものです」。能取り物の『葵の上』は、能以外で上演するにはほとんど地唄しかなく、「その地唄が名曲。“我世にありし古は…”のくだりの15分くらいで、一段の能よりも見やすい。春は花見、秋は紅葉と光源氏のそばにいたのに、今は朝顔がしおれているようと、六条御息所が昔を偲ぶ踊りで、とてもよくできています」。

 

 『鐘ヶ岬』は、「『京鹿子娘道成寺』の“鐘に恨みは数々ござる”から、“思い染めたが縁じゃえ”までを抜粋して地唄にしたもの。それをのちに荻江に移した『鐘の岬』を、私は最初踊っていましたが、ほとんど節は変わりません。初めて踊ったのは14歳でした」。

 

地唄舞の舞台を支える衣裳へのこだわり

 地唄舞は、「衣裳の裾を足でさばけないので、芯を入れてしっかりとさばきをよくしておかないと踊れません。見た目より実は重くて、衣裳すべてを合わせると10キログラムは超えるのでは」とのこと。軽くやわらかすぎる衣裳では、動きに沿った美しいラインが出ません。シンプルな地唄舞の舞台では所作の一つひとつに視線が集中し、衣裳の重要度もより増してきます。

 

 『葵の上』の唐織壺折も、『鐘ヶ岬』の帯も京都の老舗、佐々木能衣装のもので、豪奢なこしらえです。『鐘ヶ岬』の着付は、日本画家室井東志生筆。『雪』は武原はんの衣裳をもとに玉三郎が自分なりに大きくしたもので、「ちりめんの上に米粒みたいに細かい胡粉の雪が降っています。立体的というか、重みというか、厚みがあります」。

 

京丹後の魅力、丹後ちりめんの魅力

 そんな細部にまで美を追求する玉三郎が、京丹後で驚いたのが「丹後ちりめん」でした。『京鹿子娘道成寺』の恋の手習いの踊りで使われる手ぬぐい一つとっても、都会ではなかなか出てこない時代なのに、案内されたところでは「蔵に白生地が山と積まれていてびっくり」。そして、家の玄関の前にきれいな疎水が流れ、石の橋が渡してあるような京丹後の街並みも気に入って、「京都の町中とは違った、別の京都がある」「土地柄がやわらかいというか、静かな場所で食べ物もおいしい」と、迎えた3回目の京丹後での公演。

 

 「今の時代、気持ちがゆったりするところを見つけるのもいいのでは。大上段に構えたくはありませんが、日本のよさをもう一度認識できる場所。そういう場所だから私も行くんです」。自分の公演は「アトラクション」、公演によってたくさんの方に京丹後を知っていただき、来ていただきたいとにこやかに語りました。公演は2日間、チケットは2月22日(木)発売です。

 

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坂東玉三郎京丹後特別舞踊公演

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一、お目見得 口上(こうじょう)
二、雪(ゆき)
三、葵の上(あおいのうえ)
四、鐘ヶ岬(かねがみさき)

 

出演:坂東玉三郎

 

 

日時

2018年5月19日(土)・20日(日) 

13:30開演(13:00開場)

 

 

場所

京都府丹後文化会館

京都府京丹後市峰山町杉谷1030

(京都丹後鉄道峰山駅下車、徒歩5分)

 

 

チケット

SS席:18,000円 S席:16,000円 補助席A席:12,000円(すべて税込)

 

2018年2月22日(火)10:00発売

 

チケットWeb松竹

チケットWeb松竹スマートフォンサイト

※チケットホン松竹ではお取扱いがありません。チケットWeb松竹のみでの販売です。

※会場にチケットWeb松竹予約の切符引取機は設置されません。事前にチケットをお引取りのうえご来場ください。

その他、近隣地域のプレイガイドでもお取扱いあり(チラシ裏面をご覧ください)。

 

 

お問い合わせ

公演に関するお問い合わせ:

坂東玉三郎京丹後公演実行委員会(公演事務局) 0772-62-5200(平日9:00~17:00)

観光についてのお問い合わせ:

海の京都DMO(京都府北部地域連携都市圏振興社) 0772-68-5055(平日9:00~17:00)

2018年02月16日

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