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壱太郎が文化庁芸術祭演劇部門新人賞を受賞!

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 平成23年度(第66回)文化庁芸術祭賞演劇部門において、中村壱太郎が新人賞を受賞しました。

 受賞の対象となったのは昨年の芸術祭参加公演、京都四條南座「十月大歌舞伎」での『連獅子』狂言師左近後に仔獅子の精の演技です。

 その演技は、「長唄舞踊の人気曲『連獅子』で、狂言師左近後に仔獅子の精に取り組み、著しい成長ぶりを印象付けた。基礎をしっかり身につけた踊りが端正で、精悍さと気品が際立つ。獅子の厳しい子育ての様に込められた親子のドラマを、父・中村翫雀と共に描き出し、試練を乗り越える仔獅子の姿を清々しく溌剌と体現してみせた。獅子の狂いでの毛振りも鋭く、勇壮。堂々たる演技に将来性を強く感じさせた」と、高く評価されました。

 賞の贈呈式は、1月23日(月)シェラトン都ホテル大阪で行われます。

中村壱太郎インタビュー
「新春浅草歌舞伎」出演中の壱太郎さんに、受賞の喜びを聞きました。

受賞を聞いて――
「このような大きな賞をいただき、本当にうれしいです。『咲くやこの花賞』とこの賞、立て続けに大きな賞をいただいたのは驚きです。昨年は、21年の人生のなかで一番たくさん舞台の経験をさせてもらって、その成果を自分の肌身でも感じていましたが、賞として評価されたことがとてもありがたいです」

『連獅子』を評価されたことについて――
「思い入れのある舞踊です。大阪・浪切ホールのこけら落とし(2002年4月)で父と初めて踊ったのが小学六年生、昨年は5年ぶりの父との『連獅子』でした。もう子どもという年ではないので、一人の狂言師として踊ろうと思って臨み、そういう思い入れの強かったものが、評価の形で出たのはやはりうれしいです。親子ということではなく、狂言師左近右近が獅子を踊るという意味合いを僕は大切にしているので、作品としての『連獅子』を評価していただいたことは大きいです」

毛振りを評価されたことについて――
「『鏡獅子』を踊らせていただいたとき(2007年5月近松座)、天王寺屋のおじさん(五世富十郎)に習い、見ていただいたことが大きいと思います。やはりおじさんの毛振りはすごいです」

これからについて――
「賞を励みに精進して、今までどおり一つずつ、大事にやっていきます。本当に役をやらせていただく機会があるというのは恵まれていると思うので、大切にしていきます」

2012年01月13日

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