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仁左衛門が読売演劇大賞を受賞

仁左衛門が読売演劇大賞を受賞

 第23回読売演劇大賞受賞者 左より、乘峯雅寛(最優秀スタッフ賞)、宮本宣子(選考委員特別賞)、鵜山仁(最優秀演出家賞)、奈良岡朋子(芸術栄誉賞)、片岡仁左衛門(大賞、最優秀男優賞)、ケラリーノ・サンドロヴィッチ(最優秀作品賞『グッドバイ』キューブ/KERA・MAP)、小池栄子(最優秀女優賞)、高畑光希(杉村春子賞)

 

 

 2月29日(月)、東京で「第23回読売演劇大賞贈賞式」が行われ、大賞と、最優秀男優賞を受賞した片岡仁左衛門が出席しました。

 仁左衛門は昨年1年間に国内で上演された演劇で、最も優れた俳優を顕彰する最優秀男優賞を受賞、さらに、作品賞ほか6部門の最優秀賞と新人賞のうちの最高位となる大賞を受賞しました。評価の対象となったのは歌舞伎座「三月大歌舞伎」通し狂言『菅原伝授手習鑑』の菅丞相、同じく「六月大歌舞伎」通し狂言『新薄雪物語』の園部兵衛、同じく「芸術祭十月大歌舞伎」『一條大蔵物語(いちじょうおおくらものがたり)』の一條大蔵長成です。

 

仁左衛門が読売演劇大賞を受賞

 歌舞伎俳優が大賞を受賞するのは第23回の開催で初めてと聞き、「この23年の間に、素晴しい芸をたくさん拝見してきました。その方たちが選ばれずに私が今回選ばれた…。選考方法に間違いがあったと思います」と、さらっと軽やかな話ぶりで会場を沸かせ、贈賞式の緊張感を一気に和らげた仁左衛門。続いて、先頃、父、十三世仁左衛門の二十三回忌だったことに触れ、「父が残してくれた菅丞相が大賞の対象に入っております。いい親孝行ができたなと思います」と、しみじみと語りました。

 

 「先日、テレビで父の菅丞相がほんのちょっと放送されたのを見て、あらためてすごい人だなと。私は私なりにうぬぼれもございました。でも、(その映像で)父のすごさを再認識いたしました。やはり、芸は死ぬまで修業でございます。 これからも一所懸命頑張ります」。受賞の喜びと感謝の気持ちが、もう、仁左衛門を次の舞台へと向かわせているかのような挨拶で、贈賞式を締めくくりました。

 仁左衛門は第17回(2010年)では、『御浜御殿綱豊卿』の綱豊卿、『女殺油地獄』の河内屋与兵衛で選考委員特別賞を受賞していますが、今回は読売演劇大賞すべての賞の頂点となる大賞の受賞です。贈賞理由に挙げられた三役については、「三役ともに義太夫狂言の大役。その歌舞伎としての魅力を十二分に発揮して、今日の歌舞伎の規範とレベルを示した年であった」と、選評が発表されました。

 

仁左衛門が読売演劇大賞を受賞

 前列中央に高円宮妃殿下、その右に大賞受賞の片岡仁左衛門ほか、第23回読売演劇大賞受賞者

2016年03月01日

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