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尾上右近が「延寿會」で七代目清元栄寿太夫襲名披露

尾上右近が「延寿會」で七代目清元栄寿太夫襲名披露

 「延寿會」 左より、清元昂洋改め初代清元斎寿、七代目清元延寿太夫、尾上右近事七代目清元栄寿太夫

 2018年2月26日(月)歌舞伎座で、六代目清元延寿太夫三十三回忌追善 七代目清元延寿太夫襲名三十周年記念「延寿會」が開かれ、尾上右近が清元節の七代目清元栄寿太夫の襲名披露を行うことが発表されました。

親子三人の共演も

 歌舞伎の舞台で活躍する清元の浄瑠璃方、延寿太夫が七代目となって30周年を迎える来年、二男の歌舞伎俳優、右近が七代目栄寿太夫を襲名、長男で三味線方の清元昂洋が初代清元斎寿を襲名、「延寿會」を開催して襲名披露を行います。

 

尾上右近が「延寿會」で七代目清元栄寿太夫襲名披露

 当代延寿太夫が父、六代目延寿太夫の「延寿會」を継承して初めて平成10(1998)年に、歌舞伎座で第二回を開き、来年は20年ぶり3回目の開催となります。『助六』で七代目を襲名以来30年、ゆかりの深い出演者が歌舞伎界からも出演する賑やかな会となっています。また、延寿太夫ら高輪派と長らく交流のなかった清元流との共演も注目されます。清元流家元、清元梅吉は、第二部の『保名』で延寿太夫と共演、その梅吉の希望で栄寿太夫、斎寿も演奏に加わり、一家が舞台にそろいます。

 

襲名披露する二人の意気込み

尾上右近が「延寿會」で七代目清元栄寿太夫襲名披露

 昂洋は、浄瑠璃方として稽古していた後、7歳から清元美治郎師のもとで三味線の稽古を始め、「16歳から清元の三味線弾きとして修業させていただきました。この会を機に気持ちを新たに、兄弟で力を合わせて清元に励んでまいりたい」と、緊張の面持ちで決意を述べました。「清元の三味線のベースをつくった清元斎兵衛の斎と、父延寿の寿から」、斎寿の名前を初代として襲名します。「うちの清元はこういうものと教わったことを自分の中に収め、今後に生かしていかなければ」と、三味線方としての心得を語りました。

 

尾上右近が「延寿會」で七代目清元栄寿太夫襲名披露

 右近は父の前名の栄寿太夫を七代目として襲名します。「役者を続けさせていただきながら、襲名させていただくことに相成りました。このようなことを許していただけることがなによりうれしい。先輩方に華を添えていただき、父、兄の助けがあって、恵まれたなかでの第一歩。身を引き締めてしっかり修業してまいりたい」。俳優として人一倍、太夫としても人一倍、努力、精進しなければと、自分に言い聞かせるように語りました。

 

歌舞伎俳優と清元の浄瑠璃方、二筋の道を歩む右近

 この会で右近は、第一部で兄弟そろって襲名披露の『助六』を演奏した後、続く舞踊『四季三葉草』では、二世松緑、初世吾妻徳穂と延寿太夫との深い縁から、それぞれの家の芸を受け継ぐ松緑、壱太郎とともに踊ります。「大それた試み」という右近は、幼い頃から歌舞伎と清元の稽古をし、「両方させていただくことがあったらうれしいなと思っていましたが、まさか実現できるとは。これから清元のプロとしての修業も本格的にしなければいけない。しっかりやっていきたい」と、将来の可能性に向け、前向きに取り組む姿勢を見せました。

 

 そのほか、第一部では人間国宝の清寿太夫が追善の手向けとして演奏する『梅の春』、六代目延寿太夫清元襲名披露演奏会の折、当代の母方の祖父六世菊五郎の代わりに口上を述べたのが初世猿翁だったという深いつながりもあって、猿之助が『青海波』を素踊りで披露します。

 

 第二部はでは延寿太夫のいとこの十八世勘三郎の息子、勘九郎と七之助が素踊り『吉原雀』に出演、菊五郎の「口上」に続き、菊之助が初役で『お祭り』を見せます。「松嶋屋のお兄さんには舞台のことでご注意をいただき、ご意見をいただきながら勤めております」と、延寿太夫が日頃から感謝しているという仁左衛門が『保名』を披露。最後は延寿太夫が、「三方掛け合いにして」三十周年記念演奏『喜撰』を聴かせます。

 延寿太夫は「今の時代、清元を聞いてもらう機会が少ない」という現実を認めつつ、4年前の梅吉との合同演奏会が清元の輪を広げるきっかけになったとするなら、来年の「延寿會」での息子たちの襲名では、「子どもたちに清元をもっともっと広めていってもらいたい」と大きな希望を託し、華やかな顔ぶれがそろう会へのご来場を呼びかけました。

 

尾上右近が「延寿會」で七代目清元栄寿太夫襲名披露

 左より、安孫子正松竹株式会社副社長、清元昂洋改め初代清元斎寿、七代目清元延寿太夫、尾上右近事七代目清元栄寿太夫

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六代目清元延寿太夫三十三回忌追善

七代目清元延寿太夫襲名三十周年記念

「延寿會」

尾上右近事七代目清元栄寿太夫 襲名披露
清元昂洋改め初代 清元斎  寿

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出演: 尾上菊五郎 片岡仁左衛門
  尾上松緑 尾上菊之助 中村七之助 尾上右近 中村壱太郎 中村勘九郎 市川猿之助
  清元梅吉 清元清寿太夫 清元高輪派社中

 

演目と出演についてはチラシをご覧ください

 

 

日時

2018年2月26日(月)

第一部 10:30/第二部 19:00

 

場所

歌舞伎座

 

入場料

【第一部】

自由席:11,000円(税込) ※1階桟敷席を除く

【第二部】

一等席:18,000円 二等席:10,000円 三階A席:5,000円 三階B席:3,000円/一階桟敷席:20,000円(すべて税込)

 

2017年12月18日(月)10:00発売

 

チケットホン松竹 0570-000-489

チケットWeb松竹 チケットWeb松竹スマートフォンサイト

※劇場窓口販売、お引取りは12月20日(水)10:00~。窓口販売用別枠でのお取置きはございません。

 

お問い合わせ

清元宗家事務所 080-4862-5858

2017年11月22日

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