歌舞伎座百二十年

十二月大歌舞伎


上演時間(幕見料金)












昼の部
幕見料金幕見席発売開始時間

高時


上演時間 11:00-11:55
600円 10:30-
幕間   30分

京鹿子娘道成寺


上演時間 12:25-1:35
800円 12:05-
幕間   20分

佐倉義民伝 序 幕


上演時間 1:55-3:24
1,100円1:50-
幕間    5分

佐倉義民伝 二幕目


上演時間 3:29-3:45







夜の部
幕見料金幕見席発売開始時間

名鷹誉石切


上演時間 4:30-5:51
900円 4:05-
幕間   30分

高坏


上演時間 6:21-6:51
600円 5:55-
幕間   15分

籠釣瓶花街酔醒


上演時間 7:06-9:00
1,000円 6:30-

演目と配役

昼の部



一、新歌舞伎十八番の内 高時(たかとき)


            北条高時  梅 玉
              衣笠  魁 春
            安達三郎  松 江
               渚  歌 江
            長崎次郎  錦 吾
           大佛陸奥守  東 蔵
            秋田入道  彦三郎


二、京鹿子娘道成寺(きょうかのこむすめどうじょうじ)


  鐘供養の場
0812tu01.gif

           白拍子花子  三津五郎
              所化  秀 調
               同  右之助
               同  高麗蔵
               同  市 蔵
               同  松 江
               同  男女蔵
               同  宗之助
               同  巳之助


三、東山桜荘子 佐倉義民伝(さくらぎみんでん)


  序 幕 第一場 印旛沼渡し小屋の場
      第二場 木内宗吾内の場
      第三場 同  裏手の場
  二幕目     東叡山直訴の場

            木内宗吾  幸四郎
            幻の長吉  三津五郎
            徳川家綱  染五郎
           松平伊豆守  彌十郎
             おさん  福 助
          渡し守甚兵衛  段四郎


夜の部



一、名鷹誉石切(なもたかしほまれのいしきり)


  鶴ヶ岡八幡社頭の場

          梶原平三景時  富十郎
              娘梢  魁 春
          俣野五郎景久  染五郎
          大名山口政信  松 江
          同 川島近重  男女蔵
          同 岡崎頼国  巳之助
             奴鷹平  鷹之資
            囚人呑助  家 橘
         青貝師六郎太夫  段四郎
          大庭三郎景親  梅 玉


二、高坏(たかつき)


            次郎冠者  染五郎
             高足売  彌十郎
            太郎冠者  高麗蔵
             大名某  友右衛門


三、籠釣瓶花街酔醒(かごつるべさとのえいざめ)


  序 幕 吉原仲之町見染の場
  二幕目 立花屋見世先の場
      大音寺前浪宅の場
  三幕目 兵庫屋二階遣手部屋の場
      同  廻し部屋の場
      同  八ツ橋部屋縁切りの場
  大 詰 立花屋二階の場

         佐野次郎左衛門  幸四郎
             八ツ橋  福 助
           繁山栄之丞  染五郎
              七越  高麗蔵
           兵庫屋初菊  児太郎
          絹商人丹兵衛  錦 吾
            遣手お辰  鐵之助
            釣鐘権八  市 蔵
            下男治六  段四郎
              九重  東 蔵
        立花屋女房おきつ  魁 春
          立花屋長兵衛  彦三郎

みどころ

昼の部

一、新歌舞伎十八番の内 高時(たかとき)

 執権北条高時(梅玉)は、長崎次郎(錦吾)に自らの愛犬を殺害した安達三郎(松江)の処刑を命じますが、三郎のこの振舞は高時の犬に襲われた母の渚(歌江)を救うためでした。大佛陸奥守(東蔵)は人の命より獣の命を尊ぶ高時を諌めますが、聞き入れられません。
 しかし秋田入道(彦三郎)が、今日が二代執権義時の忌日であることを訴えると、高時もその処罰を諦めるのでした。そして高時は、衣笠(魁春)の舞を眺めて気を紛らわしますが、ここへ大勢の田楽法師たちが現れて、舞い踊るうちに高時に襲いかかり...。
 活歴狂言の代表作を清新な顔ぶれで上演します。


二、京鹿子娘道成寺(きょうかのこむすめどうじょうじ)


 鐘供養が執り行われている道成寺に、花子(三津五郎)と名乗る白拍子が現れて、新造された撞鐘を拝観したいと望みます。すると所化(秀調・右之助・高麗蔵・市蔵・松江・男女蔵・宗之助・巳之助)たちは、女人禁制ではあるものの、舞を奉納するのであればと入山を許すのでした。やがて白拍子は厳かに舞い始め、次々と踊りを披露していきます。
 道行で常磐津を用いるのは坂東流ならではのもので、今回の話題のひとつとなっています。歌舞伎舞踊の大作をお楽しみ下さい。


三、東山桜荘子 佐倉義民伝(さくらぎみんでん)


 下総佐倉の名主である木内宗吾(幸四郎)は、厳しい年貢の取立てを止めて貰おうと、領主の江戸屋敷に赴きますが、その願いは聞き届けられず、将軍への直訴を決意します。
 この覚悟を知った渡し守の甚兵衛(段四郎)は、役人たちの命に背いて舟を出し、宗吾が家に戻れるよう計らいます。そして宗吾は、妻のおさん(福助)や我が子たちと最後の対面を果たしますが、これを見とがめた悪人の幻の長吉(三津五郎)が、宗吾を訴人すると脅します。
 しかし運良くこの難儀を逃れた宗吾は、降りしきる雪の中、おさんと我が子たちを振り切って江戸へ向かいます。寛永寺で将軍徳川家綱(染五郎)に宗吾が直訴に及ぶと、老中の松平伊豆守(彌十郎)は、その訴状を受け取り、宗吾たちの窮状が家綱に知らされるのでした。
 三世瀬川如皐の名作を華やかな顔ぶれで上演する注目の舞台です。


夜の部

一、名鷹誉石切(なもたかしほまれのいしきり)

 鶴ヶ岡八幡宮に参詣した梶原平三(富十郎)は、大庭三郎(梅玉)、俣野五郎(染五郎)兄弟から、ある刀の目利きを求められ、これが大変な名刀であることをふたりに告げます。
 一方、娘の梢(魁春)のために、刀を金にしたい六郎太夫(段四郎)は、この刀でふたりの人間を重ねて斬ることができると言上します。そこで囚人を使って試し斬りをしようとしますが、奴の鷹平(鷹之資)が手紙を持って駆け付けてきます。その手紙には、源頼朝が挙兵した旨が記されていたので、あたりは騒然としますが、梶原方の大名(松江・男女蔵・巳之助)たちがこれを宥め、試し斬りを続けさせます。
 しかし獄屋にいる囚人は呑助(家橘)ばかりで、人数が足りません。すると六郎太夫は、梢をわざと家に帰らせて、自らがその役をかって出ます。こうして梶原が試し斬りをしますが、斬れたのは呑助だけで、六郎太夫まで斬ることは叶いませんでした。これを見た大庭兄弟は、刀が鈍だと馬鹿にして立ち去って行きますが、梶原は意外な事実を口にします。  名刀の奇瑞を描いた華やかな義太夫狂言をご覧下さい。


二、高坏(たかつき)


 次郎冠者(染五郎)は、主人の大名某(友右衛門)と太郎冠者(高麗蔵)と共に花見に出かけ、高坏を買ってくるように命じられます。ところが、高足売り(彌十郎)の口車に乗せられ、次郎冠者は高足を高坏と思い込んで買ってしまい...。
 高足を履いて賑やかに踊る名作舞踊をお楽しみ頂きます。


三、籠釣瓶花街酔醒(かごつるべさとのえいざめ)


 上州の絹商人である佐野次郎左衛門(幸四郎)は、吉原で安く遊ばせるからと騙されて、下男の治六(段四郎)と共に仲之町へやって来ます。この危難を立花屋長兵衛(彦三郎)に救われ、次郎左衛門は帰ろうとしますが、兵庫屋八ツ橋(福助)の花魁道中を見て魂を奪われます。
 こうして次郎左衛門は、八ツ橋のもとへ通い詰めますが、八ツ橋の親代わりである釣鐘の権八(市蔵)は良い金蔓が出来たと、立花屋のおきつ(魁春)を通じて、たびたび金策を願い出ます。しかしついにおきつはこれを断るので、権八は八ツ橋の間夫の繁山栄之丞(染五郎)を焚き付けます。そして栄之丞は八ツ橋に次郎左衛門との縁切りを迫るのでした。
 一方、何も知らない次郎左衛門は、八ツ橋を身請けするつもりで、同業の丹兵衛(錦吾)と共に吉原へやって来て、遣手のお辰(鐵之助)の手配で、九重(東蔵)や七越(高麗蔵)、初菊(児太郎)を座敷に呼んで騒ぎますが、突然、八ツ橋に縁切りをされて恥をかかされます。次郎左衛門はうちひしがれて宿へと帰って行きますが...。
 廓の風情を巧みに描いた世話物の名作を豪華配役で上演します。