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松緑、中村梅雀が語る、歌舞伎座『忠僕元助』

松緑、中村梅雀が語る、歌舞伎座『忠僕元助』

 

 2026年12月2日(水)から開幕する歌舞伎座「十二月大歌舞伎」『忠僕元助』に出演の尾上松緑、中村梅雀、演出の西森英行が、公演に向けての思いを語りました。

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 歌舞伎座「十二月大歌舞伎」では、人間国宝の講談師・神田松鯉の口演による「赤穂義士外伝」のひとつである『忠僕元助』が、新作歌舞伎として上演されます。松緑が主役を勤めて好評を博した『荒川十太夫』『俵星玄蕃』『無筆の出世』に続く、講談シリーズの第四弾となる本作品では、演出には西森英行、脚本には竹柴潤一と、これまでの講談シリーズに携わるスタッフが集結し、中村梅雀が実に46年ぶりに歌舞伎座へ出演します。

  

松緑、中村梅雀が語る、歌舞伎座『忠僕元助』

 

 主人公の下部元助を勤める松緑は、「梅雀兄さん演じる源五右衛門という役と、私の元助というキャラクターの信頼関係が、非常に大事になってくるお芝居だと思っています」と、作品のみどころについて語ります。「元助は、不器用な忠義一徹の人間であるという部分を一所懸命勤めたいと思っていますし、その忠義一徹を受け止める源五右衛門や、周りの人たちが、物語の魅力になっていくと思います」と、作品に向き合います。「武士道というものが、若い世代の方々からしてみると、ファンタジーの世界に近くなっているんだろうなと感じることがあります。“こういう考え方をする人がいたんだな、それも素敵だな”と、芝居をみて思っていただけたら」と、真摯に語りました。

 

松緑、中村梅雀が語る、歌舞伎座『忠僕元助』

 

 梅雀は、「46年ぶりの歌舞伎座の舞台です。当時も初々しくあたふたしながら出演しましたが、今回もまた初々しく出演させていただきますので、応援をよろしくお願いします」と挨拶。「突然のオファーをうけまして、本当にびっくり」したと語り、「どうしようかと思いましたが、松緑さんが熱い思いを語ってくださって、出ないわけにはいかないなと思いまして」と、出演の経緯を明かしました。今回の作品について、「“忠臣蔵”という物語の世界で描かれる、主従関係の心のつながりや、当時の日本人が持っていた主を思う気持ちの熱さ。それが、ちょっと不器用で、そして人情味にあふれ、ちょっと哀れで、最終的にじんとくるような、そんな舞台になれば」と期待を込めます。

 

松緑、中村梅雀が語る、歌舞伎座『忠僕元助』

 

 『荒川十太夫』『俵星玄蕃』『無筆の出世』に引き続き、演出を勤める西森英行は、「今回の演出にあたり、三つの柱を立てています」と明かします。「初めて歌舞伎を見る方でも楽しんでいただけるような入口を構築したいというのがひとつ。次が、さりげない奥行。(脚本を担当する)竹柴潤一さんの面白い発案で仕掛けを用意させていただいて、歌舞伎をずっとみていらっしゃる方にも伝わる作品にできればと考えています。最後に、『忠僕元助』は、人が人を思う気持ちをシンプルに描く作品ですので、ストーリーギミックでみせるのではなく、俳優さんの持っている魅力が、役と一緒になってどれだけ舞台上で立体化できるかが、眼目になると思っています」と、作品の魅力について熱く語りました。

 

 最後に松緑は、「歌舞伎座で11月は『仮名手本忠臣蔵』、そして12月の『忠僕元助』がその後日談ということで、年末の風物詩であった忠臣蔵を、11月から12月にかけて堪能していただければと思います」と語り、「梅雀兄さんとご一緒させていただくということで、今までおみせできなかったものを、お客様にご覧いただけるかと思いますので、是非応援に来ていただければ」と、熱く呼びかけました。

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 歌舞伎座「十二月大歌舞伎」は、12月2日(水)から25日(金)までの公演。チケットは11月14日(土)から、チケットWeb松竹、チケットホン松竹で発売予定です。

 

松緑、中村梅雀が語る、歌舞伎座『忠僕元助』

 

2026/11/06