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歌舞伎座「團菊祭五月大歌舞伎」初日開幕
5月1日(木)、歌舞伎座 「團菊祭五月大歌舞伎」が開幕しました。
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昭和11(1936)年の4、5月に、歌舞伎座で始まった「團菊祭」。九代目團十郎、五代目菊五郎の功績を顕彰するべく始められたもので、戦後は昭和33(1958)年に復活、同60(1985)年の十二代目團十郎襲名からは五月興行恒例の祭典として、皆様に愛されてきました。
建て替えを経て実に6年ぶり、第五期歌舞伎座で初めての開催となる今回は、昨年亡くなった十二世市川團十郎の一年祭であり、昼の部では、『毛抜』『勧進帳』『魚屋宗五郎』、夜の部では『矢の根』『極付幡随長兵衛』『春興鏡獅子』と、團菊ゆかりの演目が揃いました。
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夜の部の『極付幡随長兵衛』では、盟友として、十二世團十郎とともに「團菊祭」を牽引してきた菊五郎が水野十郎左衛門、海老蔵が幡随院長兵衛を勤めています。十二世市川團十郎一年祭にあたり、海老蔵はこの演目について次のように話しました。
「長兵衛は、父に生前最後に教わった役です。闘病生活に入っても、父は病室から私に長兵衛を伝え続けてくれました。手紙で3、4通のやり取りをしましたが、その手紙には長兵衛のみならず子分ら周りの役についても書かれていました。この役は、人生経験の厚みが出る役です。この一年どう過ごしてきたのかが如実に出ます。それをご覧いただきたいと思っております。長兵衛という人間の大きさが、前回よりも少しでも出るよう、父と一緒に勤めるつもりで精進いたします」。
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「團菊祭五月大歌舞伎」は25日(日)まで。チケットはチケットWeb松竹、チケットホン松竹にて販売中です。
2014/05/01