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天皇皇后両陛下が「柿葺落四月大歌舞伎」ご観劇
4月9日(火)、天皇陛下と皇后陛下が、歌舞伎座で「柿葺落四月大歌舞伎」第一部をご観劇されました。
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開演前、歌舞伎座前にご到着された両陛下を、大谷信義松竹株式会社会長、迫本淳一松竹株式会社社長らがお出迎えし、劇場2階へご案内。客席内に両陛下が入られると、お客様が立ち上がって拍手でお迎えしました。2階の最前列に着席されると緞帳が上がり、『壽祝歌舞伎華彩 鶴寿千歳』が始まりました。幕間をはさんで『お祭り』もご観劇された両陛下は、再び、お客様の大きな拍手を受けられ、にこやかに手を振ってお応えになりながら劇場を後にされました。
両陛下が歌舞伎座でご観劇になられるのは、平成15(2003)年5月22日、歌舞伎四百年の年に九世團十郎、五世菊五郎の没後百年の團菊祭にて『暫』をご覧になって以来のことです。また、平成19(2007)年4月25日には、東京・六本木で行われた天覧歌舞伎120年記念「国際文化会館 松竹大歌舞伎公演」にて『勧進帳』をご覧になられています。
それ以前の天皇皇后両陛下の歌舞伎ご観劇はというと、昭和天皇、香淳皇后が歌舞伎座で『盛綱陣屋』『京鹿子娘道成寺』をご覧になられた昭和28(1953)年11月10日までさかのぼります。その昭和天皇の即位の大礼の奉祝曲としてつくられたのが、今回上演された『鶴寿千歳』。おめでたい縁もあり、歌舞伎座新開場にふさわしい記念すべき一日となりました。
2013/04/09