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顔見世が開幕!現歌舞伎座で最後の「櫓」揚げ

顔見世が開幕!現歌舞伎座で最後の「櫓」揚げ

 歌舞伎座の「吉例顔見世大歌舞伎 通し狂言 仮名手本忠臣蔵」が本日1日、賑々しく開幕しました。
 初日を前に、歌舞伎座の顔見世恒例の「櫓」が正面玄関の唐破風の上に揚げられました。

 芝居小屋の櫓は、江戸時代幕府公認の劇場である証であり、歌舞伎座の櫓はその伝統と誇りを受け継いだものです。例年は顔見世興行の11月1ヶ月間のみ飾ってまいりましたが、「歌舞伎座さよなら公演」となる今回は、来年の四月興行終了までそのまま据え置く予定です。

 毎年この櫓を揚げている、宮頭の若宮英俊さんは、「毎年、誇りに感じながら作業してきました。例年は1ヶ月ですが、今年は来年の4月まで揚げられていますから、幕が切れる可能性もあるので、注意深く見守っていきたいと思っています」と話していました。

顔見世が開幕!現歌舞伎座で最後の「櫓」揚げ

▲ 宮頭の若宮英俊さん

2009/11/01