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新年を寿ぐ「歌舞伎座ギャラリー演奏会」
1月7日(木)、歌舞伎座タワー5階の歌舞伎座ギャラリーにて「歌舞伎座ギャラリー演奏会」(第四回)が開催されました。
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歌舞伎座「壽初春大歌舞伎」の舞台から、木挽町ホールへ駆けつけた田中傳左衛門。ご挨拶に立つと、第四回にして初めて、若手演奏家のみで演奏を勤める趣向を明かしました。リピーターのお客様が多くいらしたことに「継続は力なりですね」と感謝し、新年初の演奏会が始まります。
春の七草とゆかりの深いこの日、披露されたのは『春調娘七種』(はるのしらべむすめななくさ)。お正月につきものの曾我物の中でも、七草の名と囃し言葉を詠み込んだめでたい曲です。「春は梢も」の鼓唄には、鴬の声を模した鼓の手もあり、場内はうららかな初春の気分に包まれます。年の始めにふさわしいフレッシュな演奏に、お客様からは温かい拍手が贈られました。
来月2月は博多座に出演する傳左衛門に代わり、杵屋巳太郎の企画にて演奏会が行われるとのこと、こちらも楽しみな回になりそうです。開催日は2月16日(火)、開演時間など、詳細は後日ニュースでお知らせします。
2016/01/08