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第一回「HOW TO ENJOY KABUKIZA THEATRE」開催、第二回開催決定
6月26日(日)、歌舞伎座ギャラリーで、ギャラリーレクチャー 第一回「HOW TO ENJOY KABUKIZA THEATRE」が開催されました。また、
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外国からのお客様に、より歌舞伎を深く知り、歌舞伎座をお楽しみいただくことを目的に、新たな試みとして開催された 第一回「HOW TO ENJOY KABUKIZA THEATRE」。通常の入場料のみで、英語と日本語を交えたレクチャーを気軽に楽しめるとあって、イタリア、シンガポール、ドイツ、スイス、オーストラリアからのお客様もご来場され、客席は国際色豊かに彩られました。
当日、ガイドを担当したのは、松竹、歌舞伎座スタッフの田野暦子と衛藤蘭。日本語と英語で歌舞伎の基礎知識や楽しみ方といった話に、お客様は真剣に耳を傾けていらっしゃいました。歌舞伎の効果音の解説のコーナーでは、雨団扇という雨の音を鳴らす団扇の動かし方を外国のお客様が実際に体験し、何の音を表しているか答える場面もありました。
英語を聞く人、日本語を聞く人、両方の言葉で聞いている人…。さまざまなお客様が同じ歌舞伎の説明を興味を持って聞き入る姿は、舞台芸術への興味は日本人でも外国人でも変わりがない、そのなかで、日本の文化を代表する歌舞伎の可能性をあらためて感じさせてくれました。
6月公演の第三部『義経千本桜』「吉野山」「川連法眼館」の解説をしながら、歌舞伎の音楽や衣裳、隈取などの特徴的な解説をし、最後に、常設の幕見席など、歌舞伎座でしかできない歌舞伎体験についてもわかりやすく説明をしてレクチャーが締めくくられると、会場は温かい拍手に包まれました。
外国人のお客様からは、「楽しかった」「興味深かった」という感想のほかにも、「衣裳の重さが60パウンド(28キログラム)にもなるとは驚いた」などの声が上がり、レクチャーの内容にも興味を示された様子がうかがえました。
今後、さらに日本を訪れる外国の方が増えていくと予想されますが、歌舞伎の殿堂、歌舞伎座でこのようなレクチャーを行うことは、外国からのお客様に、日本が世界に誇る歌舞伎への理解をより深めていただくことにつながっていくでしょう。
7月17日(日)、第二回「HOW TO ENJOY KABUKIZA THEATRE」の開催が決定しました。英語と日本語で歌舞伎の見方、楽しみ方、歌舞伎座の観劇案内、7月歌舞伎座公演のみどころを聞ける有意義な機会です。お誘いあわせのうえ、ぜひご参加ください。
ギャラリーレクチャー 第二回
「HOW TO ENJOY KABUKIZA THEATRE」
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■内容
歌舞伎の見方、楽しみ方
歌舞伎座の観劇案内、7月公演のみどころ
■ガイド
松竹 歌舞伎座スタッフ
■日時
2016年7月17日(日)14:30スタート
※約30分を予定
※当日、特別映像『宙乗りができるまで』の14:15の回は、14:00より上映します。
■場所
歌舞伎座ギャラリー
(歌舞伎座タワー5階)
■料金
一般:600円
小・中学生:500円(小学生未満無料)
団体:500円(20名様以上一律)
イヤホンガイド付き:1500円
※退出後の再入場はできません。
■お問い合わせ
歌舞伎座ギャラリー 03-3545-6886