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「歌舞伎座ギャラリー演奏会」（第十六回）のお知らせ

　12月5日（月）、歌舞伎座タワー5階の歌舞伎座ギャラリーにて、「歌舞伎座ギャラリー演奏会」（第十六回）が開かれます。

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　11月は、2回の演奏会が開催され、『仮名手本忠臣蔵』より「裏門の段」と、清元「四季三葉草」をお聴きいただきました。

　11月17日（木）の第十四回演奏会で紹介された「裏門の段」は、臨場感あふれる本行（人形浄瑠璃をもとにした義太夫節）の演奏に、お客様も聴き入っていらっしゃいました。日頃、歌舞伎の舞台でせりふとして聞く言葉が、テンポよく音楽に乗せて語られ、『忠臣蔵』の世界に、一瞬にして引き込まれました。数多い登場人物の掛け合いは声色を変えながら表現されていきました。

　11月22日（火）の第十五回は、歌舞伎座ギャラリー演奏会では初めてとなる清元の演奏でした。『四季三葉草』は、一曲の中に緩急があり、ゆったりと流れるような演奏を楽しんだと思いきや、清元、囃子が一体となり、軽快でテンポのよさがあふれる調子が続き、そのあとにはまたしっとりとした演奏。飽きることなく、お客様をひきつけ、歌舞伎座ギャラリーに彩り豊かな演奏が広がりました。

　次回の演目は、歌舞伎名作選　長唄『勧進帳』です。長唄を尾上菊五郎劇団音楽部、囃子を田中傳左衛門社中でお送りします。ここでしか聴けない演奏ですので、ぜひ、歌舞伎座ギャラリーに足をお運びください。

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「歌舞伎座ギャラリー演奏会」（第十六回）

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挨拶　田中傳左衛門（田中流家元）

演目　歌舞伎名作選　長唄『勧進帳』